AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

tom's eye 40. 今はやりのマインドフルネスとは

人間は雑念があるもの。

 

雑念の真っ只中にいるとストレスになる。

 

マインドフルネスは、自分が雑念があるなと客観視できる状態。

 

例えば、呼吸、鼓動、自分の五体など物理状態を感じること。

 

上記は、Eテレの「サイエンスZERO」のマインドフルネス特集から引用。

 

そうか。マインドフルネスとは、脳による妄想を排除し、

肉体の物理に気を配る精神の状態なんだな。

 

毎日マインドフルネスの時間を持つことで、遺伝子の働きも変えることができる。

慢性炎症を抑える効果があると実証されたとのこと。

 

※ちなみに、慢性炎症を抑えることこそ、健康で長生きができるコツということが言われている。

 

脳の肥大化の時代だからこそ、こうした対極にあるリフレッシュの方法を色々模索するのだろう

 

そう言えば、この所、「今日は何処の喫茶店で作業しようか」とか「何処で飯食おうか」とかで悩みまくっていて、雑念に覆われていたかも。

 

こういう時こそ「スマホのAIコンシェルジュ」に助けて欲しい。

 

          

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tom's eye 39. 情報遮断する脳

人間は、目の前にある有益な情報に気づいても、それに興味を示さない。むしろ、脳がそれを遮断する時がある。

 

例えば、僕はiPhoneに頻繁に文字入力するが、その時、「」や『』をつける場面が多発する。

その時、いちいち、‘かっこ’と文字入力していたのだが、ある時、友人にショートカットキーを教えてもらい、それ以来、便利で簡単なので頻繁に使っている。

これで文字入力の時間効率は飛躍的に向上した。

 

※「や」のキーを右か左にスラッシュすることで、「」が出現する

 

しかし、彼に教えてもらわなければ、半永久的に気づかなかったであろう。

自分で、‘ショートカットキー’で検索すれば、すぐわかっただろうが、調べてみようとも思わなかったからだ。

 

例えば、ふるさと納税の情報。

その仕組みと便益を、今度は僕の方から、iPhoneの操作を教えてもらった友人に教えた所、何となく良さそうだとは知っていたが、直接的に自分の利益になるとは知らず、新聞やスマホでたびたびその記事や話題が出てきても、無視していたとのこと。

 

しかし、僕から、ほとんど出費無しで、地域の特産品が貰えるんだよとその仕組みを話したら、さっそく申し込んだ。

 

※約3千円の出費でA5ランクの和牛や天然うなぎなどの謝礼品がもらえること。

 

彼の年収をもってすれば、相当寄付できるから、たくさんの返礼品が手に入るはずだ。

これも、僕が教えなかったら、半永久的に気づかなかったかもしれない。

 

 

前者は、目前の作業に没頭するあまり、その工程での手間が省ける技があること知ってても後回しにする。

 

つまり、後々どれだけ便利になるかに思い巡らさない自分がある。

急がば回れっていうことわざがあるのにね。)

 

後者は、名だけ知名。

中身や内容のある知名や認識、つまり理解に至らなくても満足してしまう。

 

たとえ世間で騒いでいても、「ああ、知ってるよ。けど、自分には関係ない。」と思い込み、無視してしまう。

 

両方ともありがちな人間の所作だ。

 

「自分に有益と知っていても、脳が反応しない」って、人間の脳のコントロールって、難しいよね。

 

     

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tom's eye 38. 人間の脳は何かしたがるようセッティングされている?

TVをボーッと見ていたり、一日自分の身にならないことをして過ごしたりすると、

えも言われぬ虚無感、無為感に捉われる。

 

例え正月でもだ。

 

これは自分の性格もあるかもしれないが、

時代の流れ、時代の空気のせいもあるかもな。

 

 

ネットで情報を自主選択できるようになったことで、

情報を自主選択して行かなければ、

脳が「楽しくない」と言い出している

のではないか。

 

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tom's eye 37. 中国人とは②『合弁会社はつらいよ』

日本と中国の合弁会社は「言葉が違う」「文化や価値観が違う」に加え、「親会社の思惑が思いっきり違う」という、現場にとっては非常につらい“違い”があります。

特にビッグプロジェクトともなると、これを着地させるための労力と負荷は本社勤務時代とは比較にならず、骨が折れるどころか、心まで折れてしまいそうになります。

互いの親会社の思惑が全然違うと、合弁会社内は「代理戦争」の雰囲気を見せつつも、裏では何とか案件を着地させようと調整業務に奔走します。

時に笑い、時にケンカもしながら、それでも中国で共にビジネスを広げてきた合弁会社社内の中方パートナー。意見の合わない案件がひとつやふたつあるからと言って袂を分かつ事はできません。

腰を据えて相手と協議してみると、相手の言い分も「そりゃそうだよな」と思える部分が出てきて、一緒に折衷案なんかも作ってみたりします。

しかし、その折衷案を自分の親会社に提案すると、厳しい「No !」の返事が来て、気が付いたら親会社と言い合いに。

一方、中方パートナーとその親会社の協議結果を確認に行くと「折衷案はありえない!」と親会社にすっかり丸め込まれたパートナーから手のひらを返したように言い切られ、「おいおい味方は一人もおらんのかー!」状態に。

中国との合弁会社に勤める人は、毎日毎日腹をさぐり合うようなすわり心地の悪い状態にも動じず、心が折れないストレス耐性が求められます

 

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tom's eye 36. 中国人とは①『青い目戦略 欧米人の言う事は良く聞くよ』

「他人からのアドバイスが素直に聞けない。」

人は誰しもそんなところがあると思います。

上司や部下の進言が正しい気がするんだけど、なんか聞けないなぁ、というようなわだかまり。

中国人の場合、諸事情あるのか、とにかく日本人からのアドバイスをなかなか素直に聞く事ができません

いくら練り上げられたマーケティング手法やノウハウを提供しても「なるほど」とその時はうなずくものの、サラリと聞き流し。

場合によっては「日本では通用するかも知れないけど、ここは中国ですから、…」と話が終わる前に撥ねられるケースもしばしば。

その一方で「青い目崇拝」とでも言いましょうか、

欧米人の口から全く同じ事を言ってもらうと、「うんうん!」「なるほど!」と大きく頷きながらとても真剣に聞き入れ、

その後何年も「○○さんの教えによると・・・」など言いながら、部下の啓蒙まで進んで行います。

「同じ事を言ってるのに、この違いはなんだ?」と思ってしまいますが、これは逆手に取ると、非常に有効な手段にもなるのです。

例えば、譲れないVISIONの説得や、現地社員に絶対伝えたいノウハウがある場合は、会社にいる米国人、欧州人の口を借りて、彼らに伝えてもらうと効果てきめん!です。

 

             

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tom's eye 35. ザッピング脳(脳の肥大化の時代)

現代人は昔に比べ、情報摂取行為に我慢が足りなくなっているという傾向があると思う。

リモコンによるTVのザッピング視聴だけでなく、スマホ、PSによるザッピング行動が格段に増えているという影響があるのではないか。

情報取捨選択技術が進歩したことが人間の性格に影響を与えている。

「ザッピング脳」と言おう。

 

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tom's eye 34. 教育 次のコンセプト(生き抜く力とは)

文科省が進めている2020年度新学習指導要領にアクティブラーニングという考え方がある。

アクティブラーニング(以下、AL)とは、 「課題の発見や解決に向けて主体的、協働的に学ぶ学習」

それによると、これからの時代に求められる資質、能力は、

「自ら立てた問いに対し、チームとして協働しながら解を見つけ、新しい価値を主体的に創造する。」

「単なる知識、技術の獲得だけでなく、それを活用する思考力、判断力、表現力、

さらには主体性、多様性、協働性がいる」とのこと。

 

ALが注目されるのは、より能動的、主体的な学習ほど学んだ内容の定着度合いや教育効果が高いから。

 

アメリカ国立訓練研究所が発表した学習定着率の結果が面白い。

第1位 人に教える

第2位 自ら体験する

第3位 話し合う

第4位 実演を見る

第5位 見て聞く

 

そうか。N0.1は、誰かに教えることで自らも学ぶんだな

教師は偉いし、面白い職業なんだ。

 

              

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