tom's eye

新しいマーケティングの視点で世の中を見る

tom's eye 番外編 中国人とは㉑ ニーハオトイレ今は昔

中国のトイレ事情、皆さんはご存知でしょうか?

 

「中国ってトイレに塀がなくって、用を足している時お互いの顔を見ながら、

『ニーハオ!』 って挨拶できるんでしょ?」という話題、

一度は聞いた事があると思います。

 

「ニーハオトイレ」はプライバシーと恥の文化を併せ持つ日本人にとって踏み絵のような所業ですね。

 

しかし実際のところ、中国トイレ事情はかなり進んでいます。

ある程度の都市なら街中の百貨店や食堂はほとんど個室の和式風トイレ。

空港やホテルなどは洋式が主流で、キレイなトイレも増えつつあります。

 

中国のトイレの弱点は「水力」

流す水の勢いが弱くて詰まりやすいので、

用を足したらまず一流し、

紙で拭いてまた流すの「二段流し」が安心でしょう。

 

またトイレ設備が進歩しても、トイレマナーの方はまだまだで、

便座に足をかけて用を足す人がいたり、

便器からオシッコを豪快に外す人がいたりで、

汚れている事が多いです。

 

飲みすぎてトイレで吐く時は、くれぐれも便器に手をつけたりしないよう注意したいところです。

 

また内陸の小都市ではまだまだ爽やかな挨拶が交わせるトイレが多いので、

視察などで街中に出る時はあらかじめホテルで用を足しておくなどの

「トイレマネジメント」が重要です。

 (筆者のもうひとつのブログ 笑うチャイナ より転載)sudotom.hatenadiary.jp

 

 

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tom's eye 85. ​同一労働、同一賃金は何をもたらす?

政府による働き方改革推進策の一環で、2019年度から同一労働同一賃金の運用が開始される。

 

職能給から職務給へ。

職能給は年功序列に相関する今までの形。

職務給は年齢に関わらず期待される職務に関し設定される給与。

 

つまり、年功序列インパクトをなくす方向に向かうということ。

 

また、正規、非正規に関わらず給与や報酬が一緒になり、

会社員という囲い込みが必要なくなり、外部委託、フリーランス活用の社会になっていくということ。

 

懸念されることとして、高等教育への投資意欲企業内教育への投資意欲の低下だ。

 

小泉進次郎氏は、これを見越し、若年層への教育投資対策として、社会保険の0.1% 3400億円を教育費無償などのサポートを提言している。

 

しかし、考えてみれば、教育コンテンツはネットでほぼ無償で手に入るようになった。

自覚さえすれば、学力に関しては自力て這い上がれる社会になったということだ。

 

サポートしてあげるべき領域は、ガイダンスや動機づけだ。

 

予備校講師がもてはやされたり、アドラーなど動機づけ本が売れるのはそういう背景があるからだ。

 

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tom's eye 84. 旅マーケティングについて インバウンド需要の取込み方

​​インバウンド(訪日外国人)の増え方が半端ない。

 

1980年には、131万人に過ぎなかった。2016年には、2404万人に増加。

20年に4000万人、30年に6000万人を目指しているが、

案外リアリティのある数字だ。

 

マーケティング 成功の鍵は何だろう。

 

旅行マーケティングも地方創生マーケティングもWebマーケティングも似ている。

 

普通にやってちゃ絶対成功しない。

星の数ほどあるものから、いかに選ばせるか

 

最初の出会いの設計が極めて大事。

お互いにピンと来るシーズとニーズのベストマッチができるかが勝負。

 

 

さらに、訪問者の活用。

カスタマーエクスペリエンスの糸を手繰らせ、その糸で結ばれた人を地道に確実に引き寄せることだ。

 

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tom's eye 83. ​人手不足は悪いことか?

今、新聞は、そこかしこで人手が足りないと喧しい。

人手不足は悪いことなのだろうか

人余りよりはるかにいいのではないか。

 

リーマンショック後の日本の雰囲気を思い出してみよう。多くの人が失職の恐怖に怯え、相当悲惨だったと記憶している。

 

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2017年7月4日 海外ニュースを見ていたら、オーストラリア ABCニュースが、今後10年間で、AIの進歩により、オーストラリア国内で500万人 (44%)が失業する予測と報じていた。

 

一方、アメリカでは、ITビッグ5(フェイスブック、アルファベット、マイクロソフト、アップル、アマゾン)の合計従業員は今66万人で、ウオールマート230万人の3割に満たないとあり、来たるIT主導社会は少ない雇用にシフトせざるを得ないとしている。

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「新たな技術は新たな需要の母となり、新たな仕事を生んできた。だが、蒸気と電力による人海戦術型の産業革命を経て、コンピュータ化による第3次革命で潮目は省力化へと変わった

人工知能(AI)を軸とする第4次革命で少数精鋭の傾向はもっと強まる。」

(7月15日に日経新聞のニューモノポリー(下)の記事より)

 

   

                                

そうなのだ。

 

ちょっと遠い先、いやもうすぐにでも、職業の2極化が生まれ(ブレイン・デバイドと言うそうだ)、

いわゆる単純労働の人手がいらない厳しい時代が来ることを

多くの人々が予感しているのが今だ。

 

今のうちに備えよう。勉強するしかないという雰囲気は、特に若者に広がっている

tom's eye 82. 政治 次のコンセプト「若者 VS 老人」

「若者 VS 老人」

これが今の政治のテーマだろうと思う。

 

海外出張中の機内で、ネットフリックス提供の「ハウス・オブ・カード シーズン3」というドラマを見ていて、面白いことに気づいた。

同ドラマは、上院議員から大統領の椅子を手に入れ、さらに再選を目指して、権謀術策を尽くすというものだが、

その中で、彼の政策の骨子は、「アメリカを完全福祉国家から完全雇用国家へ」というものだ。(ここが非常に明快なので面白かった)

 

これって、トランプ大統領の政策と全く一緒ではないか。

 

彼は、完全福祉国家の思想に近い国民皆保険を目指すオバマケアを廃止し、完全雇用を軸に政策を大転換しているのはご存知の通りだが、ドラマが全く一緒の構図で、しかもトランプに先んじて主張している所が面白い。

(ちなみに、ハウスオブカード シーズン3は2015年2月放映)

 

これは何を意味しているのか。

 

トランプ氏は、このドラマの脚本をパクったのでは?などどいう野暮な事を言うつもりはない。

 

一つは、アメリカも日本も、過去も未来も、政治の戦略を凝縮すれば、ここに行き着くということだ。

 

そして、二つ目は、多くの国で、少子高齢化がここ十数年で急伸したことで、このバランスが崩れ始めていることだ。

 

つまり、完全福祉国家は、老人の夢であるのに対し、

完全雇用国家は、若者の夢であり、

人類が未曽有の長生きをする今になって、老人のマジョリティ化、彼らの既得権益の主張で、このバランスが崩れ始めている。

それを政治的に正し始めているのが今。と考えると合点が行くということだ。

 

 

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​tom's eye 81. 百貨店次のコンセプト 銀座シックスを見て

百貨店という看板を外して、一流テナント誘致の館に変えたわけだが、あまり変わり映えしないという印象を持ったのは、僕だけだろうか。

 

銀座は賃料高い、だから多くのテナントは資金力がないと出店できず、

結果大きな資本を持つチェーンが出店し、他立地と似たような店が並ぶ

お客さんは、既視感を感じ、魅力が失せていくという流れだ。

 

もはや欲しいものがない時代だ。

 

他にはない今まで見たことがない店が集積していて、来ると購買意欲が刺激される。

それらが庶民の手に届く安い価格でも売っているという構造を作らなければだめだ。

 

星の数あるネット商品サイトの1坪ショールームにする。

現物をそこで確かめることができ、全部ネット決済にする。

 

そういう逆転の発想はどうか?

 

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tom's eye 80. 自家用車の未来②

前回、AIを使って、ドライバーをいかにアシストするかがテーマになると述べたが、

一言で言うと、クルマは、「移動の最適化」に向けて進化する

そのテーマを大別すると、①ナビゲーションの進化、②運転アシスト領域の進化、③快適な移動空間の実現に分かれる。

ナビゲーションの進化…・より詳細な渋滞情報、道路コンディション情報などの予知的情報を加味し、目的地までいかに最短時間で快適に移動するかで進化

運転アシスト領域の進化…自動駐車システムの進化、曲がる、追い越しなどの高度な情報感知と操作がいる場面でのアシストの進化。反射神経が衰えた老人をいかにサポートするかもテーマになるだろう

快適な移動空間のカスタマイズ…ドライバーのストレスを下げたり、快を増幅する五感を使った快適空間やサービス。また、高速道路の完全自動運転時のドライバーと乗客の快適な過ごし方もテーマになるだろう

 

①、②はこれまでのクルマメーカーの技術の延長線上でAIを使った進化が求められる。

 

一方、③に関しては、人間の快・不快はどう生まれるかといった気分のマーケティングが必要だ。

 

日常生活の一端としての移動環境、移動空間をいかに快適にしていくかという発想が求められ、人間の一日の行動とその中における移動の役割や位置づけビッグデータでホリスティックに分析、可視化し、クルマという移動の箱に新たな付加価値を付けていく作業が必要だ。

 

また、個人個人のライフスタイルがあるわけで、いかに一人一人のニーズに合ったアシストをしてくれるのかも鍵になる。

 

    

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