AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

システム2を働かせよ!

自分の頭で考えるって何だ? 「自分の頭で考えよ」という言葉は昔からよく耳にしますね。この言葉の重要性は、現代社会で益々高まっているように感じます。 「でも始終考えてるって疲れるし、意外に大変なんだよね~」と思うのは私だけではないでしょう。 考…

tom's eye 193. セルフブランディング訓練法ーパワポカラオケ

パワポカラオケをご存知か。 それを日本に広めた青木竜也君の記事が8月7日の日経に出ていた。 2015年に「米グーグルの社員がパワポカラオケ大会で優勝」という記事に遭遇したのがきっかけだそうだ。 何をするかと言うと、要は決められたテーマに沿ってプレゼ…

tom's eye 192. AI=自律的機械と捉えるアグレッシブな発想

日経主催の世界デジタルコンファランスで、東大発のスタートアップのストックマーク株式会社CEOの林さんの話を聞いてきた。 テキストデータ解析によるデータドリブン経営というテーマだったが、 ユニークだったのは技術ではなく、 「自律的に収益を生み出す…

tom's eye 191. 新聞界と出版界の悪弊

三八(サンヤツ)広告というのをご存知だろうか。 新聞の一面の下にある書籍の広告欄のことを指す。 15段のうちの下の3段を使って、ヨコに8つに分けた広告スペースなので、略して三八というのだ。 ああっ、あれね。と思い出す方も多いだろう。 いつからこの…

tom'w eye 190. 顔出し社会へ

ツイッターにも書いたが、インスタグラムの世界的な普及やTicTokの流行など、 世の中、テキストからビジュアル化、動画化の流れが加速している。 その結果、世界の人々が不特定多数の人々に、 顔を見せる機会が格段に増えているのを感じる。 例えば、どの企…

tom's eye 189. 博報堂の35年総括

今なら冷静に見れる。 振り返ってみれば博報堂の35年は、スペースブローカーから知恵に 対価が移行していく過渡期だった。 しかし、よく考えると長すぎないか。 既存の組織に属してしまうと、既得権益が邪魔をして、どうしても改革の速度が鈍ってしまう。 日…

tom's eye 番外編。ツイッター始めました

実はツイッターもやりはじめた。 →tom's eye 博報堂OB. 未来のマーケティングを洞察中。@tomseye1 恥ずかしながら、フォロワーはまだほとんどなし。 この際、ブログには書いてない所をピックアップしておこうと思う。 「ツイッターやブログは自分の価値発揮…

tom's eye 188. 検索の質向上を望む

tom's eye 189. 日頃検索していて思うこと。 検索の質をAIを使って上げることはできないかな。 いつも思うのは、広告がうざいのと古い情報が混在していることだ。 さらに情報の深掘りのための検索の時、 例えば分析的な情報のあるものに絞り込んだり、 「こ…

tom's eye 187. 「スマホメモ」の読者評 そのまま掲載

幣著「スマホメモ」に対するブクログのユーザーの感想。言いたいことが伝わってうれしい。 ↓ 「情報過多の現代では、インプットの作業の方が圧倒的に多くなり、アウトプットがなかなか出来ていない状態だ。著者が言いたいことの一つには、このインプットとア…

tom's eye 186. 起業の心地よさ

独立して思うのは、個の価値と自由を見つめられるようになったことだ。 絶えず自己の価値を研ぎ澄まさねば生きていけない危機感と 一方、何物にも巻かれないという選択の自由、インディペンデント感が心地いい。 起業やフリーランサーの矜持は、そこらへんに…

tom's eye 185. データサイエンティストに求められるもの

AI

2016年、モネの晩年の大作「睡蓮・柳の反映」がルーブル美術館の収蔵庫で見つかった。それは長く埋もれ、腐食が進行、大量の埃も堆積し、さらに上半分が消失していた。 それを復元するプロジェクトをNHKスペシャルで見た。 筆者は、特にAIで上半分をどう復元…

tom's eye 184. クルマの未来 移動時間をどう過ごすか②

前回、クルマの自動運転の普及で、 移動時間をどう過ごすかというマーケティングが浮上すると書いたが、 その時、人々はどう対応するだろうか考えた。 2パターンあると思う。抽象化して言うと、 一つは消費。それこそ周りの景色を眺め、ボーっと過ごしたり、…

tom's eye 183. クルマの未来 移動時間をどう過ごすか①

クルマの自動運転が普及してくるとどうなるか。 意外に意識していないのは、敏腕ドライバーからすると、かったるい運転が増えて、いらいらする人が続出するのではないかということだ。 AIは安全運転を前提として設計されるから、速度違反は言語道断、無理な…

tom's eye 182. スマホメモと紙のノート

僕は「スマホメモ」を出版したように、普段のメモはほとんどスマホで済ませている。 でも紙のノートもいまだに使っていて、例えば、講演者の話を大量にメモしたり、個人作業で、全体を俯瞰してまとめたり、矢印や枠囲いなどして関連づけしたりする時にはいま…

tom's eye 181. 大学を再定義する大学ミネルヴァ大学

筆者はかねてから教育の大転換が起るとみている。 先の日経新聞に大学を再定義する大学ミネルヴァ大学(サンフランシスコ)と題し、そこで実践されていることが紹介されていたので紹介する。 「本やネットで調べられる知識は前もって学んでおくことが求めら…

tom's eye 180. AIをどうマーケティングに使うか

AIとは何か。AIをどう使いこなせばいいのか。 その議論がいまだかまびすしいが、アジェイ ・アグラワル トロント大学 ロットマン経営大学院教授のコメントが明快だ。 「人工知能をシンプルに考えると、要するに予測を安くできる技術です。」(日経ビジネスよ…

tom's eye 179. 人生に大事なのは震えないこと。AIがそれを助けてくれる

AI

アベマTVで4月6日叡王戦で藤井7段がゲスト解説。 じっと見ていたら、特に終盤での選択肢の発言で目ウロコになった。 「たとえ敵の龍が自玉に横付けになっても、詰まなければそれも選択肢」 という見方に一同が感服していた。 自分に転用できそうな教訓があり…

tom's eye 178. AIによる次の一手の革新

AI

将棋の次の一手の世界はどんどん変化している。 AIの導入によって、今までに見たこともない手が続出しているのだ。 これがイノベーション後の世界の実相かもしれない。 その姿をざっくり言えば、 今までの常識と思われていたものが相当変わる。 では、AIのど…

tom's eye 177. ブランドイメージは大切ではなくなった?

博報堂時代、と言っても5年前まで勤めていたが、マーケティング上では、ブランドイメージは非常に重要な位置づけであり、メシの種でもあった。 例えば、多くのB to B企業さんに、「企業イメージは非常に大切で、TVCMは大切な役割を果たします。」なんてご高…

tom's eye 176. 東大生ブームは一過性ではなかった

以前、民放の東大生番組ブームは、 「これからの人間に必要な能力を見極めていない。」 「木を見て森を見ない民放や視聴者の民度の低さを示している」 と述べたが、それは完全に筆者の誤りだった。 昨年「東大読書」がベストセラーになるなど、 いまだに東大…

tom's eye 175. 働き方改革。オフィス改革。発想の転換したら

働き方改革の一環で、「理想のオフィス」の試行錯誤がなされてるが、 例えば、アドレスフリーだとか、We work的なオフィスだとか 個人的にはいずれもピンと来ない。 オフィスと聞いた途端、萎えている自分がいる。 一方「リゾート地のプールで指示を出す俺は…

tom's eye 174. これから人数が多い会社は敬遠される?

リクルートジョブズが実施した「企業規模に関する意識調査」(2018年12月実施)で、 「どの程度の企業規模なら働いてもよいか」という質問に対し、 「300人未満」が66.5%となった。 個人的にはびっくり! 今時の若い人は、従業員がやたら多い会社では働きた…

tom's eye 173. ためしてガッテンは結論が遅い

ためしてガッテンを見ていていつも思うのは、 (そんなにいつも見てるわけではないが) 例えば、◯◯解消法など一番知りたいノウハウの紹介が遅いこと。 番組の構成上やむを得ないのはわかるが、 見ている側は結論を早く知りたいのでその進行がかったるいのだ…

tom's eye 172. 海外赴任で学んだこと③

かなり多くの中国人は日本に住みたいと思っているはず。 これが僕が中国に8年近く住んでみての実感だ。 その理由は明快で、日本は安心、安全だからだ。 彼らは日本社会全体がそれを優先していることに 羨ましさを感じているのだ。 背景にはやはり共産党の一…

tom's eye 171. 勉強法にマーキングは必要か

結論から言うと、 勉強にマーキングは絶対必要な行為だと思う。 最近発売された「DAIGOの超効率勉強法」(学研プラス)の中に、 非効率勉強法のいの一番として、 ハイライトまたはアンダーラインは必要ない とあったが、 個人的には意義あり。 例えば、「794…

tom's eye 170. パスポートの厚さ

人生の勲章はと問われれば、パスポートかな。 2冊共増刷し、その厚さを見れば分かるが、 人一倍移動の多い人生だった。 一番失ったのは主体的に作れる時間。 (移動時はそれができにくいという意味で) 逆に、物理的な動きが制限される機内の中で 何か主体的…

tom's eye 169. ここ最近読んだ本で一番良い

拙著「スマホメモ」のアマゾンで嬉しいコメントを頂いたので紹介。 ↓ 「就活生です。小学校高学年からiPod touchやiPhoneでメモを取っていた私にとって、「こうなんじゃないかな」と思っていたことを全て伝えてくれていた本で、完全に共感できました。つい最…

tom's eye 168. 海外赴任で学んだこと②マーケティング計画の時間配分の逆転

海外赴任で学んだこと② マーケティング計画の時間配分の逆転 これまでは、設計、実装に時間をかけ、そこから一気に生産だった。 今は、設計、実装の時間を短縮し、すぐ生産へ。その後、頻繁にPDCAをかけ、 改善していくやり方に変わった。 もちろん、ITがそ…

tom's eye 167. 海外赴任で学んだこと①改革開放と明治維新

今日から、海外赴任で学んだことシリーズ 思うに1980年代から40年間の 中国の改革解放は、 日本の明治維新に近かったのではないか。 現地に10年近くいて僕が目の当たりにしたのが、 自分たちを未熟と認めながらも、 「追いつき追い越せ」という 現地の人々の…

tom's eye 166.  思考の質が高い人たちが生まれるわけ

前回からの続きなのだが、現代日本で 「思考の質が高い人たちが生まれるわけ」を考えている。 そうか、結論は、彼らは情報を能動的に選択してるからだね。 そこから情報だけでなく、人、モノ、コト含めて 質の高いものに出会っていく連鎖が始まるわけだ。 あ…