tom's eye

新しいマーケティングの視点で世の中を見る

マーケティング

​tom's eye 114. 人生100年時代のキャリアプランの作り方

前にも書いたが、企業と個人の関係は1対1になっていく。 個人は、自分の履歴書を世界を束ねるギグエコノミーのプラットフォームにアップし、その都度、自分を買ってくれる企業と契約し、働き、対価を得るようになる。 その時、何が基準になるかと言うと、履…

tom's eye 113. カラオケから貸しスタジオへ

最近、ギターなど重い楽器を担いで街を闊歩する若者を見かけることが多い。 いや、若者に限らないな。中年や高齢者の方も重いのを持って歩いてたりする。 また、街のあちこちで貸しスタジオやボイストレーニングの学校を見かけるようになった。 一方、カラオ…

​tom's eye 108. 将来の人間とAIの関係から商品の選択行動はどう変わるか

最近、アマゾンの「ダッシュボタン」で購入していた洗剤にやや飽きたX氏は、AIにこう話しかけた。 ​「ねえ、アレクサ、ちょっと洗剤を変えてみたいんだけど何がいいかな」 画面にいくつかのブランドが現れた。一番右のは見た事ないんだけど新製品かい?」 「…

​tom's eye 106. これからは消費者に近い企業が勝つ。これは自明の理だ。

セブンイレブンのPB商品は、既に1兆円を超えている。(2016年度売上げが1兆1500億円) かつてそこに納入するブランドのメーカーを担当していた筆者は、メーカーの方たちが、コンビニやスーパーのPBブランドが幅を利かせることに頭を悩ませていたのを目の当た…

tom's eye 96. 食も「コト消費」の一大カテゴリー

エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のことだが、戦後一貫して下落していたのに、2005年から如実にV字反転しているのがわかる。(総務省 家庭調査速報グラフ参照) このことは何を意味しているのか。 2005年あたりまで…

​tom's eye 90. オムニチャネルに一番近い位置にあるもの ご近所スーパー

今やネットを使った消費総額のうち、13%が出前を除く飲食料品だ。(8月1日 日経新聞より」) 世界でも未曽有の高齢化社会を迎える日本では、 この食料品やティッシュ、トイレットペーパーなどかさばるトイレタリー用品など 日常最寄品もネットで買うという動…

tom's eye 89. 浅田真央のコーチ佐藤信夫の生き様はグローバルマーケティングに通ず

浅田真央ちゃんのコーチ佐藤信夫さんの生き様を民放局で見てなるほどど思ったこと。 「コーチと選手の関係は、50対50で進むのではなく、51対49だ。」 真央ちゃんに、「その51を僕(佐藤)に頂戴。」と言った。 人の一生においてのコーチングの大切さ、価値を…

​tom's eye 88. 第4次産業革命を勝ち抜く企業とは

第4次産業革命で勝ち抜く企業を考えてみた。 極言すると、 ①顧客接点を持つ ②その顧客と接触し続ける ③接触関連のビッグデータを持つ ④そこから発見した顧客インサイトを踏まえ、商品・サービスを絶えず改善する ではないか。 車メーカーが危機感を持ってい…

tom's eye 86. インバウンド・マーケティングについて

近くに観光客が来るが、我が街には立ち寄ってくれない地域は相当数あるだろう。 そういった所の具体アプローチとして有効なのが、 「ちょいそれルート提案作戦」だ。 まずは、既存の観光客ルートで、最短距離にあるルートを通る観光客セグメントを選択。 彼…

tom's eye 84. 旅マーケティングについて インバウンド需要の取込み方

​​インバウンド(訪日外国人)の増え方が半端ない。 1980年には、131万人に過ぎなかった。2016年には、2404万人に増加。 20年に4000万人、30年に6000万人を目指しているが、 案外リアリティのある数字だ。 旅マーケティング 成功の鍵は何だろう。 旅行マーケ…

tom's eye 80. 自家用車の未来②

前回、AIを使って、ドライバーをいかにアシストするかがテーマになると述べたが、 一言で言うと、クルマは、「移動の最適化」に向けて進化する。 そのテーマを大別すると、①ナビゲーションの進化、②運転アシスト領域の進化、③快適な移動空間の実現に分かれる…

tom's eye 79. 自家用車の未来

​自動車の完全自動運転はいつ頃実用化するか。 レベル1からレベル5まであるが、レベル5=完全自動運転(加速・制動・操舵を全てシステムが自動で行われ、ドライバーが全く関与しない状態)で、 テスラモーターズのイーロン・マスク氏は、実現は、なんと2017…

​tom's eye 77. セブンプレミアムは、食品業界のSPA化を促進

セブンプレミアム(セブンイレブンのPB=プライベートブランド)が、 1兆5千億の売上げを目指すという記事を見て思った。 コンビニ対食品メーカーの関係で見ると、確かに王様と奴隷の感はあるけれど、 PBがどんどん強くなる構図は、衣料品のSPA化の構図と一緒…

​tom's eye 73. 流通 次のコンセプト④ 買い方が変わる「3つのレス」

今後10年でもっとも変わること 筆者は、生活者のニーズから考えて、今後、流通では、「3つのレス」が起こると考えている。 ①キャッシュレス ・アップルペイやアリペイ(中国のアリババ)のように、スマホに決済機能を付加して、生活者の口座とリアル店舗のレ…

tom's eye 71. マーケティングにおける「集積」​のメリットについて考える①

「集積」という概念がいかにマーケティングに必要か改めて考えてみたい。 ①認知行為 人が多く集まることで情報を知らせるのは明らかに効果的 ②情報交換行為(会話行為) 色々な人々の色々な会話によって、新しい動機が生まれていく ③物々交換行為 市場(いち…

tom's eye 72. マーケティングにおける​集積のメリットについて考える②

前回、マーケティングに「集積」は欠かせない方針と述べたが、 ITの進化で「集積」がネット(サイバー空間)で行われるようになってきているのが、ここ21世紀に入ってからの変化だ。 インターネットというプラットフォーム上で 「集積」に、世界の人々が参画…

tom's eye 64. ​労働市場について(​頭打ち市場)

需要と供給。これによって経済のバランスは変わる。 例えば日本の消費市場、これは間違いなく供給過多だ。 では労働市場はどうか。 ここ数年、需要が供給を上回り、人材側の売り手市場になっている。 すると何が起こるのかというと、 経営者側は、 ①過重労働…

​tom's eye 58. 現代将棋をマーケティングに例えると

現代将棋は、平均手数がどんどん減っているそうだ。 「大山将棋の頃は、平均120手、数年前は108手、 今は100手前後じゃないか。」 「駒の使い方を見ると、下がらずにどんどん進んでいく傾向にある。」 (鈴木大介九段言) この話は示唆的だ。 マーケティング…

tom's eye 57. 21世紀の三大イノベーション マーケティングのガラポンが始まる

筆者の考える21世紀の三大イノベーション。 ①インターネット=情報のハイウエイができた。 地球上のモノの情報、人の情報、情報の情報、全てがつながった。 ②クラウド=情報を無尽蔵に溜め込むブラックホールができた。 これは、あらゆる情報のストックを可…

​tom's eye 44 気づく力(これからの知の創造)

『世界から猫が消えたなら』や『四月になれば彼女は』の著者 川村元気氏は、気づく力が大事と言った。 情報はある。インターネットで取り放題だ。 自分が遭遇する無尽蔵の情報から、自分の問題意識に触る情報に気づくか否かが大事ということだろう。 もっと…

tom's eye 31. もの消費からこと消費へ(心のマーケティングへ)

中国人の日本での爆買いは終わり、旅行業界は、もの消費からこと消費の対応に追われている。 日本人はとっくにこと消費に移行している。 そして、マーケティングの焦点は、「こと」というものに人間がどういう興味を示すのかということの解明。 キーワードは…

tom's eye 30. ​​美容院も「コト消費」の対象

行きつけの美容院のオーナーに面白い話を聞いた。 元々英語が話せるのがウリで、西欧人の駐在員のお客さんが多い店だったのだが、 最近、日本に旅行に来た一見さんが突然やってくるのだと言う。 理由は、その美容院は時々フェイスブックに広告を出したりして…

tom's eye 24. 流通 次のコンセプト② ​​衣料品の未来(頭打ち市場、マーケティング)

2016年10月の朝日新聞によると、 1995年→2014年の総合スーパー 食料品シェアが47%→61%に増加 衣料品は、21%→10%に激減 衣料品の不振は明らか。 記事では、ユニクロなどのSPA専門店に客が流れていると言ってるが、 ネットに流れている影響も大きいでしょう。…

tom's eye 19. 目指すは人の解明(心のマーケティングへ)

デジタル前とデジタル後の世界、こうした2分論では人間の進歩を語るのは不適切かもしれない。 consistency=切れ目のない向上を目指しているのが人間だから、デジタル化でマーケティングはどこに向かうのかというdirection=方向性が大事だ。 ではどこに向か…

​tom's eye 17. 新しいマーケティング(マーケティング、出会い、プラットフォーム)

トリドールが食材ネット通販サイトを立ち上げる。 トマトなど10品目からスタート。通常より価格が2倍以上高い食材中心。 例えば、10〜12種類の野菜セットを3〜5千円で提供。また、配送日数も1週間かけて。 注文後も野菜生育状況やおすすめ料理のレシピなどを…

tom's eye 15. 今後のマーケティングの焦点

今後のマーケティングの焦点は、リアルメディアピープルとネティズンとの融合ではないか。 ネティズンと言うと、部屋にこもってネットばかりやる人という暗いイメージがつきまとうが、そうではなく、インターネットを使いこなす人たちと捉えると、これからの…

tom's eye 14. これからのマーケティング(頭打ち市場)

普通に考えてみよう。 需要は既に頭打ちだ。 であれば、コスト構造を劇的に変えて、 ①損益分岐点を著しく下げ、 ②しかも毎年一定比率ずつ下がっていく 。 そんなビジネスモデルを考えることが先見の明というものではないか。 そんなビジネスモデルがあるのか…

tom's eye 13. コンビニコーヒーの隆盛でシェアが奪われたものは何か?(心のマーケティングへ)

極端に言うとない。 ドトールや喫茶店などのコーヒーチェーン業界は影響を受けていないどころか拡大基調にある。 では、何故そういう現象が起こっているのかというと、コーヒー飲用ニーズが拡大していると捉えるのは短絡だ。 これは、「場ニーズの拡大」によ…

tom's eye 12. キャッシュレス社会は確実に来る?(手間レスマーケティング)

日本は、現金大国だという。 全体の55%が現金決済だそうだ。 日本社会でのキャッシュレス化が進まないのは、どんなインサイトだろう。 デビットカード払いだと貯金を切り崩している感じがするという恐怖心だろうか。 日本人の貯金は美徳としているからという…

tom's eye 11. キャッシュレス社会は確実に来る?(手間レスマーケティング)

今ドトールのレジ前でコーヒーを飲んでいるが、お客さんのいちいち財布からお金を出し入れするやり取りにいかに時間がかかっているかがわかった。 というのも、スマホをかざして、ピッ!とする若者たちの時間短縮感が半端ないからだ。 では、老人を中心に、…