脳の時代
パワポカラオケをご存知か。 それを日本に広めた青木竜也君の記事が8月7日の日経に出ていた。 2015年に「米グーグルの社員がパワポカラオケ大会で優勝」という記事に遭遇したのがきっかけだそうだ。 何をするかと言うと、要は決められたテーマに沿ってプレゼ…
以前、民放の東大生番組ブームは、 「これからの人間に必要な能力を見極めていない。」 「木を見て森を見ない民放や視聴者の民度の低さを示している」 と述べたが、それは完全に筆者の誤りだった。 昨年「東大読書」がベストセラーになるなど、 いまだに東大…
結論から言うと、 勉強にマーキングは絶対必要な行為だと思う。 最近発売された「DAIGOの超効率勉強法」(学研プラス)の中に、 非効率勉強法のいの一番として、 ハイライトまたはアンダーラインは必要ない とあったが、 個人的には意義あり。 例えば、「794…
人生の勲章はと問われれば、パスポートかな。 2冊共増刷し、その厚さを見れば分かるが、 人一倍移動の多い人生だった。 一番失ったのは主体的に作れる時間。 (移動時はそれができにくいという意味で) 逆に、物理的な動きが制限される機内の中で 何か主体的…
拙著「スマホメモ」のアマゾンで嬉しいコメントを頂いたので紹介。 ↓ 「就活生です。小学校高学年からiPod touchやiPhoneでメモを取っていた私にとって、「こうなんじゃないかな」と思っていたことを全て伝えてくれていた本で、完全に共感できました。つい最…
前回からの続きなのだが、現代日本で 「思考の質が高い人たちが生まれるわけ」を考えている。 そうか、結論は、彼らは情報を能動的に選択してるからだね。 そこから情報だけでなく、人、モノ、コト含めて 質の高いものに出会っていく連鎖が始まるわけだ。 あ…
SNS時代に入って、色々ブログだツイッターだを見ていると その知識量や思考の質の深い人の多さに驚く。 同時に、いわゆるフツーの人との格差が生まれつつあると感じる。 地球レベルで、さまざまな人や世の中から意見をもらう。 そこから刺激を受け、自らも体…
最近、「スマホメモ」※では、できないことを考えている。 ※「スマホメモ」とは筆者が最近出した本 ↓ スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術 作者: 須藤亮 出版社/メーカー: CCCメディアハウス 発売日: 2018/12/01 メディア: Kindle版 この商品を…
TVを見ていて、いつも思うのは、芸人の登場回数の多さ。 それも昔のように特定の芸人に集中しているというよりは、 様々な芸人が登場しており、その数が半端ない。 昔に比べてバラエティ番組が多くなっているせいもあるだろうが、 昨今ではワイドショーのコ…
情報が有料化する予感がする。その1. 最近ニュースサイトを見ていてそう感じる。 スマホのニュースアプリの多くは他のコンテンツからの転載。 その中身は玉石混交。 言えることは、その中で、信頼性の高い良質なオリジナルニュース を発信できるところの存…
ざっくりだが江戸時代の平均寿命は、50歳、 明治時代のそれは60歳。 昭和世代は75歳。 今平成30年は、85歳。 そしてこれからは、100歳と言われる。 寿命が2倍に伸びるという人類の大きな変化。 生物学的にも生き方が変わる過渡期。 我々の遺伝子は否応なくこ…
トヨタイムズの豊田章男社長とイチローの対談をyoutubeで見ていたら、 イチローが「研究者になろう」的な主張をしていた。 直感的に、いい言葉だなと思ったが、 なぜか、 単純な機械労働や知的作業がAIロボットに代替されていく中で、 人間の役割の再定義が…
今日12月21日は竜王戦最終決戦 羽生竜王対広瀬八段の運命の第7局2日目が進行中。 ちなみに先日、藤井聡七段が最年少で100勝を達成した。(2018年12月12日) 藤井世代はAI(コンピュータ将棋)を幼いころから自身の実力アップに取り入れた最初の世代 と言える…
人間の知識創造の方法とは、 まず、世の中の情報を縦横無尽に取る。 それを自分の頭の中でミングル(混ぜ合わせ)し、自分らしい知恵として世の中に発揮する。 この構造式は古来変わらない。 では、これからの未来の様式は何が異なるかと言うと、 自分の知識…
12月1日に拙著「スマホメモ」(CCCメディアハウス刊)が発売されたのを機に、 この手の本にどのようなものがあるのか調べていたのだが、 いきなりアマゾンの予約ランキングで第1位になった 前田裕二著の「メモの魔力」(幻冬舎 Neswpicks Books)に遭遇した…
12月1日に、拙著「スマホメモ~仕事と人生の質を上げるすごいメモ術」(CCCメディアハウス刊)が発売される。 発売を記念してそこで言いたかったことを、このブログで掻い摘んでばらしてしまおう。(笑) 前書きは ↓ 人を魅了してやまないスマホの魅力とは何…
ビジネス上で、相手の話を聞く時、目を見ながら頭でわかろうとするべきか、 いやメモを取るべきかでいつも悩む。 頭でわかろうとすると、どう切り返そうかと身構えながら聞き取れるが、 相手の話が長くなると最初の部分は大抵忘れてしまう。 かたやメモを取…
将棋の強くなる一つの方法は、数手後の景色(客観的な形勢判断)が見えるようになることだ。 その局面の見極めの正確性が、強い弱いの分かれ目と言ってもいい。 プロ棋士になっても、この基本的なことに悩むことが多いと言う。 ことほど左様に、人間は、自…
今起こっていることは人類史上3回目の生産性革命だ。 1回目が農業革命。稲作によって飢餓から解放され、それ以外の生産活動に時間を振り向けることができるようになった。 2回目が機械革命。教科書にも出てくるように17世紀イギリスで始まった工場機械化に…
博報堂メディア環境研究所によるメディア接触時間の2017年(最新)の結果。 それによると、東京地区での1日のメディア総接触時間は、トータルで昨年の394分から378分に微減。 但し、20代男性は、450分と突出して高く、一日8時間睡眠として、人間起きている時…
1876年ベルの電話の発明によって、コミュニケーション手段は対面から電話へと拡大した。コミュニケーション手段が時空の「空」を超えた。 その代わり、伝える(媒介する)手段は、全身から口語の言葉になった。 (対面の場合、口から発っせられる言葉だけで…
前回、マーケティングに「集積」は欠かせない方針と述べたが、 ITの進化で「集積」がネット(サイバー空間)で行われるようになってきているのが、ここ21世紀に入ってからの変化だ。 インターネットというプラットフォーム上で 「集積」に、世界の人々が参画…
大昔から、人には性格というものがあると皆感じていた。 ギリシア時代、ヒポクラテスは4大気質説を唱えていて、 多血質: 快活、明朗、気が変わりやすい、世話好き 胆汁質: せっかち、短気、意志が強い 躁鬱質: 用心深い、苦労性、悲観的 粘着質: 冷静沈着、…
前回(tom's eye 65を参照)の続きで、 このコラム(朝日新聞内にニューヨークタイムズのコラム)を読んでもう一つ思ったことがある。 デジタル機器の普及は、インスタントな情報摂取をより良しとする。 次々に飛び込んでくる情報の塊りに対する認知、理解が…
「デジタル機器の普及は私たちの感覚にどんな影響をもたらすか」 という朝日新聞内ニューヨークタイムズからのコラムが面白かった。 骨子は、 「デジタルの世界とは、手っ取り早い楽しみが絶えず無限にあるものだというお約束に近い。ユーチューブの最初の10…
自分の脇に、ロボット・コンシェルジェがいて、 例えば、色々なデータを言うだけで整理してくれたり、自分が欲しいデータを瞬時に引き出してくれたりしたら楽だろうな。 まずは、第1段階として、そういうデータ整理&引き出しAIロボを売り出せば、かなり需要…
コンピュータが追いつけない分野として、 ・社会的知性…社会的洞察力、交渉力、説得力、他者を支援し、面倒を見る力 ・創造的知性…オリジナリティ、芸術性。芸術性とは、工業的な実用性が基準ではなく、人の心を惹きつけるフォルムやストーリーがあること。 …
『世界から猫が消えたなら』や『四月になれば彼女は』の著者 川村元気氏は、気づく力が大事と言った。 情報はある。インターネットで取り放題だ。 自分が遭遇する無尽蔵の情報から、自分の問題意識に触る情報に気づくか否かが大事ということだろう。 もっと…
人間は雑念があるもの。 雑念の真っ只中にいるとストレスになる。 マインドフルネスは、自分が雑念があるなと客観視できる状態。 例えば、呼吸、鼓動、自分の五体など物理状態を感じること。 上記は、Eテレの「サイエンスZERO」のマインドフルネス特集から引…
人間は、目の前にある有益な情報に気づいても、それに興味を示さない。むしろ、脳がそれを遮断する時がある。 例えば、僕はiPhoneに頻繁に文字入力するが、その時、「」や『』をつける場面が多発する。 その時、いちいち、‘かっこ’と文字入力していたのだが…