AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

tom's eye 165. 思考の質が高い人間がどんどん生まれている

SNS時代に入って、色々ブログだツイッターだを見ていると その知識量や思考の質の深い人の多さに驚く。 同時に、いわゆるフツーの人との格差が生まれつつあると感じる。 地球レベルで、さまざまな人や世の中から意見をもらう。 そこから刺激を受け、自らも体…

tom'e eye 164. 学びは時短の流れへ

知識や学びは時短と細分化の流れがある。 ITやAIの発達で教育コンテンツも 一対一で、きめ細かく対応できる社会になりつつあり、 一人ひとりの持つ知識や知恵の不足部分をコンテンツ化し、 コンパクトに脳に収容する方が効率がいいからだ。 その中で、学びの…

tom's eye 163. スマホメモでは、できないこと ​

最近、「スマホメモ」※では、できないことを考えている。 ※「スマホメモ」とは筆者が最近出した本 ↓ スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術 作者: 須藤亮 出版社/メーカー: CCCメディアハウス 発売日: 2018/12/01 メディア: Kindle版 この商品を…

tom's eye162. 企画書は「頭書き」をきちんと書こう

よく仕事で、「トムさんには頭書き※を書いてください」と頼まれるんだけど、 頭書きを書けない人って結構いるんだよね。 ※我々、頭書き=「あたまがき」と発音し、よく使うんだけど、 企画書の1頁目とか前段部という意味。 調べたら、これって業界用語なんだ…

tom's eye 161. LINEの価値は1年300万円

LINEの価値は3,000,000円。 「いくらもらえたらLINEを1年間やめますか」という質問に対し 一人当たりの平均金額がこれだ。 つまりこうした無料サービスに利用者が感じる価値の大きさ が浮き彫りになった。 野村証券によればこうした無料サービスはGDP比8% の…

tom's eye 160. 大人のモチベーション管理は難しい ​

と言っても、社員とか部下のことではない。 当の自分のこと。 最近つくづく思うのは、 自分のやる気やモチベーションの管理の難しさだ。 例えば、仕事のとっかかり。 強引に着手すれば、それなりにできることはわかっていても、 その「さあ、始めよう」 とい…

tom's eye 159. 日本の会社は、やる気のない社員が7割。本当か?

日本の会社は、やる気のない社員が7割。 米ギャラップが企業の従業員のエンゲージメント (仕事への熱意度)を調査したところ 「熱意あふれる社員」の割合は、米国が32%なのに対し、 日本はわずか6%にすぎなかった。 調査した139カ国中132位と最下位級だ。 …

tom's eye 158. これから益々「考える」という行為が重要になる ​

世界中のありとあらゆる情報が 検索で縦横無尽に収集できるようになった今、 自分基準で、机の上にそれらを並べることが できるようになった。 すると、知識創造という行為は、それらを どう取捨選択するのか、 どう組み立てていくのか、 根っこは何か、 と…

tom's eye 157. サムソン折り畳みスマホ発売とスマホメモ

ICT

「スマホの手帳欄には欄外がないじゃないですか。 でも手帳には欄外みたいなスペースがあるからすぐ書き込める」 手帳評論家 館神龍彦さんが、CBCラジオ raditube 北野誠のズバリで言っていた。 なるほど確かにそうだ。 欄外に書き込めるのが、手書き手帳や…

tom's eye 156. 空間のマネタイズが進行

背景にはリアル価値の見直しがある。 わかりやすいのは、ライブコンサートや美術館などの盛況。 客単価が高いのにもかかわらず ライブやリアルで見たいという人々が押し寄せている。 一方、目線を変えれば ウィーワークなどシェアオフィスやコーワーキングス…

tom's eye 155. AIが普及した後の競争原理は?

AIが普及することで、個人の働き方や会社がどう変わるか考えてみた。 個人の働き方は、ありがちな傾向として、 AIが出した結論を鵜呑みにして実行する習慣がつき、 自分で考える癖がなくなること。 一方、会社はAIを信じて戦略や施策を進めたのに 何故か結果…

tom's eye 154. 「新聞は紙で読む派」の減少から感じたこと~『スマホメモ』との関連で~

月刊『創』の篠田編集長が、最近大手新聞社を回って気づいたこととして、 新聞は紙で読む人と電子版で読む人が共存 が当たり前になっている中、 「今、新聞は若い人を中心に電子オンリーになりつつある」と言う。 (2月8日 ニュースピックスより) ご存知の…

tom's eye 153. ビッグデータが産業の米になるとは

「今後、ビッグデータが産業の米になる」のカラクリについて 漠然とわかったような気がしていても、 具体的にどうしてなのかは意外にわかってないので改めて考えてみた。 答えは、デジタルデータの収集によって、 一対一レベルで時々刻々と移り変わる 顧客ニ…

tom's eye 152. 春節中は波にのまれないようにします

今日は2月4日、今年も中国の春節が始まりましたね。 中国では、みな一斉に故郷に帰り、ふるさとで家族親族と水入らずの時間を過ごすしたり、都市部の家族は家族旅行に繰り出すのはご存知の通り。 なので、長期休暇の前後は中国じゅうのありとあらゆる駅、空…

tom's eye 151. 料理ロボという巨大市場が生まれる予感

料理番組を見ていて思ったが、 調理にかける手間暇は相当なものだ。 2〜3時間は当たり前、半日かかる場合もあるではないか。 皆エモーショナルに作っているから、 かかる時間などなんでもないようにふるまっているが、 その消費時間だけに着目するなら、 一…

tom's eye 150. ビッグデータの時代に何が問われるか ​

それは、分類の技術だろう。 例えばあなたも、手書きのアンケート結果など半端ない量のデータを前にして 途方にくれた事はないだろうか。 この量が何億、何兆と際限なく増えていった時、 最後に頼りになるのは分類技術だ。 しかし分類とは何だろう。 それは…

tom's eye 149. 一旦テキスト化社会で冷静になる人類

一昔前に比べると、電話の回数が激減している。 それだけコミュニケーションの方法が、 メールやチャットにシフトしているということだ。 メールやチャットの特徴とは、ファクトや自分の考えを一旦テキスト化して伝えること。 このような、言わば、「一旦テ…

tom's eye 148. AIによる点数化は何をもたらすか ​~AIが先行する将棋界から学ぶ

将棋では昔から振り飛車は居飛車より不利と言われていたが、 その根拠としては、 最終勝率が居飛車より明らかに低いこと、 飛車を横に動かす一手分損するから などと言われていた。 その感覚は概ね正しかったわけだが、今はその根拠をAIが示してくれる。 ど…

tom's eye 147. 芸人は何故頭がいいのか~スマホメモとの関連で

TVを見ていて、いつも思うのは、芸人の登場回数の多さ。 それも昔のように特定の芸人に集中しているというよりは、 様々な芸人が登場しており、その数が半端ない。 昔に比べてバラエティ番組が多くなっているせいもあるだろうが、 昨今ではワイドショーのコ…

tom's eye 146. 新聞社や雑誌社の記事の価値は高い

情報が有料化する予感がする。その1. 最近ニュースサイトを見ていてそう感じる。 スマホのニュースアプリの多くは他のコンテンツからの転載。 その中身は玉石混交。 言えることは、その中で、信頼性の高い良質なオリジナルニュース を発信できるところの存…

tom's eye 145. 日本人は優秀か

13年海外に出て働いてみて、グローバルで学んだことって何だろう とつらつら考えることがある。 今年に入って(2019年1月)、日本の大手小売業の中国での責任者の方に 最近の中国人について四方山話をしていた所、 僕が海外に赴任していた頃と同じ感想を述べ…

tom's eye 144. アマゾンやグーグルは何故TVCMをやるのか

アマゾンやグーグルが何故TV CMをやるのか。 通り一遍の回答は、非ネット層に認知を得るためだろう。 TVは絶滅危惧種て言われて久しいのに、 今をときめくGAFAがその価値を認めているわけだ。 そう。TVCMは死んでいない。 その価値とは何だろう。 ​ 「TVCMは…

tom's eye 143. 海図なき100歳時代。フロンティアスピリットが必要

ざっくりだが江戸時代の平均寿命は、50歳、 明治時代のそれは60歳。 昭和世代は75歳。 今平成30年は、85歳。 そしてこれからは、100歳と言われる。 寿命が2倍に伸びるという人類の大きな変化。 生物学的にも生き方が変わる過渡期。 我々の遺伝子は否応なくこ…

tom's eye 142. 研究者になろう

トヨタイムズの豊田章男社長とイチローの対談をyoutubeで見ていたら、 イチローが「研究者になろう」的な主張をしていた。 直感的に、いい言葉だなと思ったが、 なぜか、 単純な機械労働や知的作業がAIロボットに代替されていく中で、 人間の役割の再定義が…

tom's eye 141. TVをぼーっと見ていて思ったこと

1月2日。箱根駅伝を漫然と見ている。 何時間もTVの前でボーっと見ているのは久しぶりだ。 ちょっと前までは毎日そんなことを繰り返していたのに。 そこに時代の変遷を感じた。 それは、 ざっくり言うと、TVの出現まではリアルの時代だった。 人間同士のリア…

tom's eye 140.「労働」や「学び」の再定義が始まっている 

山極寿一京大総長は語る「50年までの技術進化で人類は転換点を迎える」 遺伝子を操る技術が人類の夢だった「不老」の扉を開き、 AIの進歩が労働や学びの再定義へと駆り立てる。 そして人間と機械の境界も崩れる。 テクノロジーの進化が生き方や社会の仕組み…

tom's eye 139. ビジネス書最前線 ​

拙著「スマホメモ」では面白いことが起こっている。 アマゾンの中で、リアル書籍より電子書籍の方が売行きがよいのだ。 担当者によると、「ビジネス書は電子書籍の比率が元々高い。ただ、これほど差がある のは珍しい」とのこと。 「スマホメモ」というタイ…

tom's eye 138. 時空を超えた知識創造の仕組みづくりが問われている

今後のマーケティングの動向を洞察したうえで、 これから起ることの3つの潮流のうち、その②は知識創造行為の再構築だ。 背景には第4次産業革命がある。 ざっくり言うと、人類はものづくりが価値を生む社会から、こと(=サービス)づくりが価値の中心になる…

tom's eye 137. 書籍は消えるのか(未来の読書のカタチ) ​

今日は電子書籍に焦点を当ててみよう。 出版市場の縮小が叫ばれて久しい。 2018年上半期の紙+電子出版市場は7827億円(前年同期比5.8%減) 紙の出版物推定販売金額は6702億円(8%減) 一方、電子出版市場は1125億円(9.3%増) しかし電子出版の中身はコミッ…

tom's eye 136. 将棋棋士のAIとの共創をマーケティングに応用すると ​どうなる?

今日12月21日は竜王戦最終決戦 羽生竜王対広瀬八段の運命の第7局2日目が進行中。 ちなみに先日、藤井聡七段が最年少で100勝を達成した。(2018年12月12日) 藤井世代はAI(コンピュータ将棋)を幼いころから自身の実力アップに取り入れた最初の世代 と言える…