日本は、現金大国だという。
全体の55%が現金決済だそうだ。
日本社会でのキャッシュレス化が進まないのは、どんなインサイトだろう。
デビットカード払いだと貯金を切り崩している感じがするという恐怖心だろうか。
日本人の貯金は美徳としているからという言説はよく聞くが、 もっと言うと、
「小出し」は美徳というインサイトが背後にあるような気がする。
とはいえ、キャッシュレス化は様々なメリットを生む。
生活者にとっては現金のカウントや出し入れの煩雑さから開放される。
2020年の東京オリンピックに向けて外国人の流入増がキャッシュレス化を後押しするという予測もある。
では、こうした貯蓄や口座からお金が減っていく恐怖感を取り除き、煩雑さから解放されるというキャンペーンをやったらどうか。
と、もっともらしいことを言いながら、かくいう自分も、駅でパスモを買う時、1万円分買えばいいのに、いつも2〜3千円にしちゃうんだよね。
小出しじゃん!
やっぱり、小出しは世界共通の貧乏人文化?で、なかなかその固定観念から脱出するのは難しいかも。