2016年の日本の出生数が100万人を割った。
日本は高齢化先進国だから、このトレンドが全世界のトレンドになる。
人類は自らの子孫出生抑制という生物前代未聞の要因で滅亡へ向かうステージに入った。
そこにある大きなインサイトは、恐らく「個人最大幸福主義」だ。
他人よりも、家族よりも、子供よりも自分の今の幸福にプライオリティを置く風潮だろう。
2020年に、60歳以上が3分の1を超える状況では、選挙における若者の1票の価値を高齢者の2倍にでもしない限り、変えられないのではないか。
一方、この「個人最大幸福主義」からすれば、高齢者も何も介護を受けてまで生きていたくはないというインサイトがある。
この意識がもっと顕在化すれば、健康なうちに死ぬ権利を獲得するという
これまたこれまでの倫理観を覆す社会が訪れる可能性もある。