「AIと人間の違いは、情動があるかないか。
情動とは生き残りたい、存在したいという欲求。
情動は、アルゴリズムに落とし込めないもので、脳をコンピュータに接続しても、置きかわりにくい。
その力がより重要になるこれからは、むしろ意識して鍛えなければならない。」
以上が、有名なロボット学者である大阪大学大学院教授 石黒 浩さんが ハーバードビジネスレビュー2017年5月号『知性を問う AI時代の価値とは何か』で述べていたこと。
このあたりは、この tom’s eyeの49~51「生き抜く力とは」 で述べていたことと符合する。
筆者のこのブログの一つのテーマでもあったので、思わず手を打った。
石黒氏が、もう一つ述べていたので面白かったのが、
「将来、ほとんどの人間が仕事から解放されるだろう。
人生を学習と仕事の二つに分けるとすれば、今後,、
学習の比率が八割、仕事が二割と大きく逆転するのではないか。
究極的に肉体を提供する仕事が一切なくなれば、全ての人間が学習だけに専念し、哲学者に変わる。」
なるほど。
『生涯学習時代の到来』か。
筆者もそんな感じがしている。