tom's eye

新しいマーケティングの視点で世の中を見る

tom's eye 79. 自家用車の未来

​自動車の完全自動運転はいつ頃実用化するか。

 

レベル1からレベル5まであるが、レベル5=完全自動運転(加速・制動・操舵を全てシステムが自動で行われ、ドライバーが全く関与しない状態)で、

テスラモーターズイーロン・マスク氏は、実現は、なんと2017年後半と答えている。これは少々ブラフが入っていると思うが、

先ごろ、ホンダはレベル4(ドライバーが制御を再開する必要がある場合を除いて、ほとんどの運転状況において、車両がドライバーに代わって運転操作を行うこと)を2025年までに実現を目指すと発表した。(2017年6月)

 

つまり、ほぼ完全自動運転は、10年以内で実用化ということだが、

ここで注意しなければならないのは、クルマはそうあっても、

各国の法整備、インフラ整備がそこまでに追いつかないだろうということだ。

 

世界各国事情はまちまちであろうが、全国津々浦々で完全自動運転を解禁とは到底思えない。

 

その中で、一番実現が考えられるのは地理的限定

例えば、高速道路や銀座に限り、完全自動運転OKなどというやり方だ。

 

こうした近未来の環境で、マーケティング的に一番認識すべきポイントは、

いずれにしても、人間のドライバーが必要だということ。

 

一台のクルマで完全自動運転が許された道路とそうでない道路を跨いで運転するには、人間のドライバーが必要だからだ。

 

ということは、

一つは、自家用車の使用者は、当面、自分がドライバーであり続けなければならず、

二つめは、タクシーなど商用車も人間が必要で、人件費というコストは当分必要ということを意味する。

 

一部で、将来、自家用車が必要なくなるという議論も喧しいが、それは遠い未来の話で

ウーバーが普及しても、他人に乗せてもらうというコストはかかるわけで、

自家用車の所有のメリットがなくなるというわけではない

 

また、当面人間がドライバーとして乗車するという前提で考えると、

その人間の負担をいかに軽減するかという方向で自動運転、いや、AIは進化していくだろう。

 

AIを使って、人間をいかにアシストするかが技術開発のテーマであり続けるわけで、

どんどんAI化して、個人個人の生活をアシストしていくスマホと同じ発想でマーケティングしていくべきだろう

 

       

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