tom's eye

新しいマーケティングの視点で世の中を見る

tom's eye 94. 大旅行時代が到来する兆しあり

​筆者が北京の合弁会社に駐在していた​2012年、現地社員約70名の日本への旅行企画があり、当時7人いた現地日本人がそれぞれ自分の推薦する東京近郊一日観光ツアーを提案し、現地社員が投票し、人気企画を7つ選んで各自随行するという催しがあった。

 

企画する日本人側は、工夫を凝らし、例えば、ロボットレストランを中心に据えた新宿繁華街ツアーや、芝桟橋から船を借り切る海釣りツアーなど多彩な企画があった。

 

その中で筆者は敢えて、新宿からも近い下北沢でサブカルチャーを味わうという企画を立てた。

ウリは「知る人ぞ知る下北沢で味わう中古品めぐり」だったが、当時、下北沢を知っていた社員は皆無で、また他の企画に比べ派手さがなかったので、投票は1票の支持しか集まらず、あえなく企画はボツとなった。

 

それから約5年後の2017年、筆者が地元の下北沢付近を歩いていて感じるのは、日常的な外国人観光客の多さだ。

当時ほとんど知名度がなかった中国人はもちろん、肌の白い欧米系の人も随分多くなった印象だ。

 

観光庁によると、訪日回数が2回以上の人の割合は2017年4〜6月で62%、

つまり、6割超がリピーターだと言う。

 

「だから、言ったろ。」と当時の中国人の現地社員に言ってやりたいところだが、まあそれは差し置いて、

マーケティング的には、新宿、渋谷などの大都市ではないけども、

近郊の中小だけど特徴ある街をアーリーアダプターが好み、訪れる時代に入ったということだ。

 

これは本当の大旅行時代が到来する兆しだ。

 

東京オリンピックを経れば、恐らくアーリーマジョリティが大挙訪れる時代になるだろう。

 

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