AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

​tom's eye 95. これが未来のAIと人間の関係式

AI社会とはどういうものなのか、その議論が喧しいが、

個人的には、AIと人間の関係式は、かなりはっきりしてきたと思う。

 

その答えは、AIは、人間の、個人の、世帯の、組織の、あるいは企業のアシスタントであり、パートナーだ。

 

人間がやると足りない部分、手間がかかる部分を代替してくれ、

あるいは、人間がわからなかったり、迷う部分に関し、正解に近い正しい方向のアドバイスをくれる存在だ。

 

但し、最後のディシジョンは当事者である人間が行なわなければならない

何故なら、人間は意志があり、意識のある存在であり、AIにはその能力がない以上、この位置づけは変わらないだろう。

 

その一方でAIは、一緒にいると頼もしい存在であり、近未来は手元に欠かせない存在になるだろう。そう確信する。

 

余談だが、将棋のタイトル戦において、将棋会館の別室で、ヒフミンやら何人もの一流棋士が寄ってたかって、その戦いをシミュレーションするというのが日常の光景なのだが、最近は、AIの評価値、すなわち、意見とかシミュレーションを参考にしながら検討を進めているのを見て感慨深かった。

つまり、将棋の世界では、もう既にAIの実力を認めて、その意見や考えのプロセスを参考にしつつ、正解に迫っていくやり方を期せずしてやっているわけで、

「アッ、これが未来の人間とAIの関係式だな。」とピンときた。

 

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