エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のことだが、戦後一貫して下落していたのに、2005年から如実にV字反転しているのがわかる。(総務省 家庭調査速報グラフ参照)
このことは何を意味しているのか。
2005年あたりまでは、家計の中で、食より他に買いたいものが色々あったという事。
そして、それ以降の10年は買いたいものが徐々になくなってきた10年であったこと。
そう。日本でモノはもう満ち足りてきたのだ。
2016年は25.8%となり、つまり家計の4分の1も再び食費が占めるようになった。
2月14日NHK朝のニュースでのインタビューでは、「食以外に欲しいと思ったことが思い当たらない。」との消費者の声。
食も「コト消費」の一大カテゴリーなんだよね。