先日、中国駐在を長く続けている方から今の中国の状況をご教授頂いたが、
日本にいるとわからないだろうが、中国はもう日本を追い越していると力説されていた。
もちろん、企業力とか経済力とか経済面での話なのだが、
僕が中国に着任した2006年頃、今から10年前は、日本企業に「何でもかんでも教えてください」というスタンスだった。
それが5年前には、かなりキャッチアップしたなという実感を持って僕は帰任した。
そして5年が経ち、完全に追い越したよという発言。
一人の人間レベルで考えると、最初はなにもわからないジュニアだったが、
10年切磋琢磨した結果、世界でも誇れる人間に成長したという言い方もできる。(もちろん一部の人間だが)
話は突然前後するが、今インドにいる。
街歩きをしていても、人と動物(牛とか)とクルマが混然とうごめいており、クルマに乗っている人たちは富裕層、道路を歩いている人たちは貧困層と、貧富の差が、まだ歴然としている社会だ。
そんな国でもトップクラスの人たちは世界のIT企業で活躍しているし、その予備群も続々と現れている。
後5年、10年で今の中国のような軌跡を描いて成長するのではないかと感じる。
何を感じたかと言うと、人間一代でもこんなに変われるんだと言うことだ。
世の中の変わり方は速い。
その中でやはり、教育って大事だなということ。
しかし、その中でも最も大事なのは、「モチベーション力」だ。
「やってやる」という意欲を高め、持ち続けると人間は変われる。
特に、ネットが普及して、教育関連のコンテンツはほぼ無料で手に入る時代になって、
教育はそこが焦点になるだろう。