一瞬何のことかわからないだろうが、筆者に言わせればこういう理屈だ。
マーケティングは人間の解明に向かっていく。
人間は「成長」と「快楽」を志向する動物だ。
元々リアル世界しかなかった人類が、コトバという記号やビジュアル、音楽や動画という脳に心地よい暗号をパッケージにして、自分たちの生活に取り入れ始め、そして、昨今のITの変革により、サイバーやVRの世界でもより進化したカタチのものを手に入れ出した。
これをコンテンツと呼ぼう。
「成長」は学習系コンテンツ、「快楽」はエンターテイメント系コンテンツを消化しながら、人は成長し、生活を楽しみ、人類は進化する。
この図を見てほしい。コンテンツの進化を示したものだ。コンテンツの進化は間違いなく、右方向に進んでいる。
書籍を代表とするテキスト系から、マンガ、コミックなどの静止画(ビジュアル)系へ、静止画系から映画、ドラマなどの動画系(含音楽)へ、
そして、これからの流れは、動画系からVR系だ。
今後、VR系の広大なフィールドでのコンテンツの戦いが始まるだろう。
同時に、筆者にはエンタメ系コンテンツもさることながら、学習系コンテンツに大きなポテンシャルが見える。
何故なら、AIの進化により、高度知識社会が訪れるからだ。
かつて人間がやっていた比較的高度な知識労働をAIが代替するのは世間で言われている通りだが、
それをコントロールする人間には、それ以上に学習が必要になってくるからだ。
VR系は、今後雪崩を打ったように学習系コンテンツの開発が進んでいくだろう。