拙著「博報堂で学んだ負けないプレゼン」(ダイヤモンド社)が2018年7月16日に発売された。
これは文字通り、プレゼンの本である。
実は、書店に出回っている同種の本がどんなものかほとんど見ていなかった。
書いてから、世の中にプレゼン本がどれくらいあって、どんなことが書いてあるのか調べてみたら、本の内容が、プレゼンの演出や伝え方、企画書の書き方テクニックものが圧倒的に多い。
それらと比べると、自分の本が同じプレゼンでも違ったテーマにおいているのがわかった。
それは、プレゼンの中身のつくり方を語っていることだ。
企画書の中身のつくり方と言い換えてもいい。
ベストセラーの「伝え方が9割」ではないが、筆者は、あくまで「プレゼンは中身が9割」と考えており、それ以外のこと、いわゆる「ガワ」はその次の問題と考えている。
なぜ、そこにこだわるのかと言うと、筆者の経験というしかない。
35年この業界でやってきて、伝わるプレゼンは、中身が全てと感じるからだ。
もう少し正確に言えば、中身がないプレゼンは、いくら演出やテクニックを施しても意味がないと思っている。
読者のあなたはどうお考えだろうか。