1月2日。箱根駅伝を漫然と見ている。
何時間もTVの前でボーっと見ているのは久しぶりだ。
ちょっと前までは毎日そんなことを繰り返していたのに。
そこに時代の変遷を感じた。
それは、
ざっくり言うと、TVの出現まではリアルの時代だった。
人間同士のリアルコンタクトで生活が形作られる。
それが茶の間にTVが来てバーチャルの時代に入った。
TVの前で何時間見ていても全く飽きなくて、どんどん時間が過ぎていく。
つまり、それは情報を漫然と見る受動接触の時代だった。
そして今、与えられた情報を漫然と見るライフスタイルから
自ら能動的に取捨選択する時代に移行しつつある。
ネットに常時接続したスマホによって、ごまんとある情報を選択することができる。
逆に言うと、選択せねば脳が納得しない時代だ。
情報の自主選択なので、当然脳は活発に活動するようになる。
自分なりのインプット、自分なりの消化、自分なりの発信で脳が活性化する時代。
自分は何に興味があるのか、自分は何を蓄え、何を発信し、何を成し遂げていくのか、
情報の能動選択によって、否応なくそんな課題を突き付けられる。
強制的に個のアイデンティティを考えさせられる時代。
全く新しいライフ創造の時代になる。