AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

tom's eye 145. 日本人は優秀か

13年海外に出て働いてみて、グローバルで学んだことって何だろう
とつらつら考えることがある。
 
今年に入って(2019年1月)、日本の大手小売業の中国での責任者の方に
最近の中国人について四方山話をしていた所、
僕が海外に赴任していた頃と同じ感想を述べていた。
 
その感想とは、グローバル、特にアジアや中国の人材と付き合って体感する
そのレベルの低さだ。
 はっきり言って、僕が当時思っていた感想とそっくり同じだ。
 
率直に言って、日本人の我々の方が質が高いな
といつも思っていた。
(ストレートな感想なので一部の方には不快な思いをさせてごめんなさい。)
 
ところが僕が海外に初めて出てから20年近く経った現実はどうか。
 
今、日本企業は次々と彼らに追い越されていく
 
この不思議さはなんだ。
 
そこで以下の仮説を考えた。
 
仮説①
僕らが接したのは、あくまで中レベルの人であって、上位の高品質な
ハイパフォーマーには接していなかった
 
仮説②
僕らの目がふし穴だった
日本人基準で彼らを見てただけ。見落としていたポイントで彼らは高水準だった。
 
 
冷静に考えると、①と②も絡み合って上記のような誤った見方をしてしまったんだと思うが
そこにあったのは、私=日本人は君たち=アジア人より優れている
という奢りだろうと思う。
 
今、日本のグローバル化に拍車がかかるにあたって、
このことを冷静に見つめ直さねばならない。
 
つまり、今後何を基準に人材を見る目のグローバル化を進めればいいのかと言うと、
 
①現地のハイパフォーマーがいる企業や責任者と付き合う。そこで現地の高品質人材の
感触を知る
 
②「おとなしい」「素直」「空気を読む」など日本人独特の人材の判断基準を捨て去る
我々はともすると、日本でのリクルート基準の固定観念に縛られている。
その結果、有能な人材の見方を間違えている。
 
考えてみれば、欧米のグローバル化は、数字だけをミッションにして
経営者以外の人材育成はローカルに任せ、現地の彼らにやらせきた。
 
相変わらず向こうの方が一枚も二枚も上手だなあと感じる。
 
      ãæ¥æ¬äººã¯åªç§ããã¤ã©ã¹ããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ