海外赴任で学んだこと②
マーケティング計画の時間配分の逆転
これまでは、設計、実装に時間をかけ、そこから一気に生産だった。
今は、設計、実装の時間を短縮し、すぐ生産へ。その後、頻繁にPDCAをかけ、
改善していくやり方に変わった。
もちろん、ITがそれを可能にし、今後も加速するのは自明のこととして、
学びのポイントは、
これは新興国に適したやり方だったということ。
言い方は悪いが、最初は見様見真似で実装してみて、
やりながらブラッシュアップしていく。
中国はそれであれよあれよと言う間に成長した
と言っても過言ではない。
もう一つは、資本がなくても可能なモデルだということ。
やる気がある人が、小金を持ち、集まって、たちまちビジネスを作り上げる。
そして運営しながら、資金を調達する。
これも新興国に適したやり方。
残念ながら、日本はこのマーケティング方式の逆転に
ついていけなかった。
いずれにしても、この新しいやり方でグローバル競争が始まっている。