以前、民放の東大生番組ブームは、
「これからの人間に必要な能力を見極めていない。」
「木を見て森を見ない民放や視聴者の民度の低さを示している」
と述べたが、それは完全に筆者の誤りだった。
昨年「東大読書」がベストセラーになるなど、
いまだに東大生ブームは続いている。
これは何故なのか?
先日、ふと全く違うことを思いついた。
もしかしたら、この背景には、
「これからは、まじめに学ぶことへの取組み姿勢や
学び方のコツを習得しなければならない。
そのお手本として東大生の思考の中身を知りたい」
と子供を持つ親が漠然と感じているのだ。
つまり、「これから本格的な高度知識社会が始まる」と
皆気づいている。
東大生ブームの裏側にあるのは、真剣かつ相当深刻な危機感だった。