今、新聞は、そこかしこで人手が足りないと喧しい。
人手不足は悪いことなのだろうか。
人余りよりはるかにいいのではないか。
リーマンショック後の日本の雰囲気を思い出してみよう。多くの人が失職の恐怖に怯え、相当悲惨だったと記憶している。
2017年7月4日 海外ニュースを見ていたら、オーストラリア ABCニュースが、今後10年間で、AIの進歩により、オーストラリア国内で500万人 (44%)が失業する予測と報じていた。
一方、アメリカでは、ITビッグ5(フェイスブック、アルファベット、マイクロソフト、アップル、アマゾン)の合計従業員は今66万人で、ウオールマート230万人の3割に満たないとあり、来たるIT主導社会は少ない雇用にシフトせざるを得ないとしている。
「新たな技術は新たな需要の母となり、新たな仕事を生んできた。だが、蒸気と電力による人海戦術型の産業革命を経て、コンピュータ化による第3次革命で潮目は省力化へと変わった。
人工知能(AI)を軸とする第4次革命で少数精鋭の傾向はもっと強まる。」
そうなのだ。
ちょっと遠い先、いやもうすぐにでも、職業の2極化が生まれ(ブレイン・デバイドと言うそうだ)、
いわゆる単純労働の人手がいらない厳しい時代が来ることを
多くの人々が予感しているのが今だ。
今のうちに備えよう。勉強するしかないという雰囲気は、特に若者に広がっている。