AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

tom's eye 53. AI時代でコンピュータが追いつけない分野(AIと人間)

コンピュータが追いつけない分野として、

 

・社会的知性…社会的洞察力、交渉力、説得力、他者を支援し、面倒を見る力

 

・創造的知性…オリジナリティ、芸術性。芸術性とは、工業的な実用性が基準ではなく、人の心を惹きつけるフォルムやストーリーがあること。

 

美容師は、実は高度な職業

 

以上は、水野操著 「あと20年でなくなる50の職業」より

 

これを読んで思ったのは、2つ。

 

①いわゆる暗黙知と言われている分野の解明にはまだまだ時間がかかるということ。

ここは、「人間の感情の機微を理解しつつ物事を進めていく能力」はまだ人間独自のものだ。

 

経験がものを言うので、老人が活躍できる素地がある社会でもある。

 

ジャンルの違う色々な知見を組み合わせて、新しい価値を創る「エンジニアリング」という発想法

も、まだ人間の独壇場であるということ

 

脳って凄いね。

 

           f:id:sudotom:20170511093827p:plain

tom's eye 52. AIとどう付き合うか

AIが雇用を奪う恐怖に関する記事が喧しいが、

 

「自分がAIを使う側になる」と考えると状況は一変する。

 

例えば、自分の業務にAIを組み込むことで生産性を劇的に上げることができる。

 

結果、自分の時間が増える

 

そこを何に使うかが問われる時代になる。

 

仕事では、AIにできない価値づくりに没頭する

 

自由時間では、自分の好きな事に没頭する

 

この二つがテーマになる。

 

          f:id:sudotom:20170511092943p:plain

tom's eye 50. 教育 次のコンセプト②(生き抜く力とは)

教育は、これからどう変わるか。

 

ITの効用は、好きな時間や場所で学べるようになること。ネットに集まるデータを分析し、一人ひとりに最適な学習法を提示できること。

これを万人が平等に享受できる世の中になる。

 

上記のようなコンテンツ享受の最適化が行われると、あとは、受け入れる側のモチベーションが問われるようになる。

 

では、エリート教育はどうなるか。

 

上記のようなモチベーションを高めるための環境づくりに腐心するようになるのではないか。

 

つまり、モチベーションを高める合うことができる人間同士が集まった環境を意図的につくる

 

言い換えれば、アクティブラーニングができる環境づくり。

 

だから、これからのエリート教育はバーチャルではなく、リアルな環境構築に投資が向いていく

 

朱に交われば赤くなる。これ、昔から人間の本質だし、教育の基本だな。

 

                                  f:id:sudotom:20170505102503p:plain

tom's eye 49. 教育 次のコンセプト①(生き抜く力とは)

働き方改革で次々とブラック企業が槍玉に挙げられている。

 

この動きは一種教育改革にも符号する部分がある。

 

つまり、社会全体が結果重視の世界から、「生き方」というプロセス重視の社会に変わっていく過程だという気がするのだ。

 

「毎日を気持ち良く幸せに過ごすにはどうすればいいのか」が、社会的なアジェンダになってきているのではないか。

 

教育も、人として持続的に成長するモチベーションの持ち方とそのプロセスを教えることに価値が移ってきている。

 

人生の先輩として、シニアが提言する機会も多いと思う。

 

                                           f:id:sudotom:20170505102030p:plain

tom's eye 48. セルフブランディングについて

セルフブランディング=自分の発言や記述、演じたりしたことで、自分はこういう人ですと一定のパーセプションを獲得活動は、往々にして、「自分はこう思われてるだろう。」ということと、「他人、周囲は自分をこう思ってる。」という実態は異なるものだ。

 

セルフブランディングとは、「周囲の自分を見る目と向き合い、思われたい自分に修正する作業」でもある。

 

芸能人やアナウンサーは、自分の発言や演じていることを客観視できるから、案外セルフブランディングができている。それが徐々に自分を強くする。

 

自分を客観視するという訓練は、案外大事だ。

 

              f:id:sudotom:20170505105114p:plain

tom's eye 47. 働き方改革に関し(は・た・ら・く とは)

働き方改革。

 

今は会社の中の正規、非正規という構図で非正規の底上げを図っているが、

そのうち、組織対フリーランスという構図に変わってくるのではないか。

 

というのも価値づくりの底流が、組織ぐるみのパフォーマンス志向から、個人能力のつなぎ合わせによるパフォーマンス志向に重心が移ってくるからだ。

 

日本は、言うまでもなく組織型社会だったが、

アメリカは既にフリーランス型に移行している。

 

         

        f:id:sudotom:20170426092824p:plain