電車の中を見渡すと誰もがスマホにのめり込んでいる。
スマホとの接触時間は、ゲームをしようとチャットをしようと、個人がその世界に没頭する時間だ。
これを個人時間と呼ぼう。
一方、移動時間も含めて他者や社会に接触している時間を公共時間とする。
最近では、単に道ゆく人でもスマホに向かっている人、イヤフォンをスマホにつないで歩いている人が多い。
先ほどの個人時間、公共時間で区分すると、一日のうち、昔は公共時間だったものが、移動の時間も含めかなりあったが、今や個人時間の方が隆盛で、公共時間は激減しつつある。
これは社会全体の我慢耐性の劣化に関係があるのではないか。
というのが僕の見立てだ。