人間の知識創造の方法とは、
まず、世の中の情報を縦横無尽に取る。
それを自分の頭の中でミングル(混ぜ合わせ)し、自分らしい知恵として世の中に発揮する。
この構造式は古来変わらない。
では、これからの未来の様式は何が異なるかと言うと、
自分の知識の外部化ができることが一つ。
今までとは比べ物にならない量を溜め込むことができる。
もう一つはそこにAIをかませること
それによって、もっと素早く、もっとインテリジェントな活用が
できる。
現代はスピードが命だけにこれは大きい。
さらにもう一つ言うと、
いくら頭のいい人でも、世の中のあらゆる情報を全て吸収はできない。
そこには無限の情報を有限化するフィルターが必要だ。
ではどういうフィルターなのかというと、自分流のフィルターとしか言いようが
ない。
それを確立するためには、「自分は何者か」「何に興味があり」
「何を目標に生きるのか」をしっかり自覚するしかない。
この「しっかり自覚する」手段として、
自分知のクラウドは重要な役割を果たす。
僕はそれを「自分の思考基地」※と呼んだ。
※拙著「スマホメモ」(CCCメディアハウス刊)より