今起こっていることは人類史上3回目の生産性革命だ。
1回目が農業革命。稲作によって飢餓から解放され、それ以外の生産活動に時間を振り向けることができるようになった。
2回目が機械革命。教科書にも出てくるように17世紀イギリスで始まった工場機械化によるモノづくりの劇的な生産性向上が起こった。
そして現在が3回目。IT(情報)革命と言われ、情報技術の革新によって、さらに生産性を引き上げることができるようになりつつある。
IT革命はこれからが本番で、AIの進化などによって、これから10数年でさらに劇的な変化が起るともと言われている。
こうした革命の意味は、人間の行ってきた仕事の下位部分を機械やAIが担う。
その分人間は余った時間をこれまでとは違う生産性を上げる意味のあることに従事し、価値を創出するということだろう。
ここからは自分の考えだが、
機械革命を人間の体力の代替、今回のIT革命を人間の知力の代替と捉えると、一体、人間の役回りとは何になるのだろう。
人間にしかできないことに価値創出の源泉が移る。
人間にしかできないことの実相解明に向け、社会はこれからひた走る。