藤井四段が一世を風靡している将棋界、そして、チェス界、囲碁界と
いずれもAIが人間を制する世の中となった。
こうした中、アルファ碁を開発したデミス ・ハサビス氏は、 6月4日 日経新聞で、
「これからのAIは、用途を限定したAIではなく、様々な課題をこなせる汎用AI
「AGI」=Artificial General Intelligence)
の開発が課題になる。」と述べている。
確かに、将棋も囲碁も一つの単一なタスクで優劣を競うゲームだ。
これからは、マルチタスクの処理を迅速に合理的に処理できるAIの開発の時代に入る、いや入っているということか。
自動運転車などは、その恰好な題材なのだろう。
そのハサビス氏がもう一つ言っていたのは、
「人間の脳の動きは、MRIを使って視覚化できるが、AIにも暴走を防ぐためには、意思決定の動きが外から見えるこうした装置が必要。」
と述べている。
まさに、tom’s eye 75. 「AIのブラックボックスを理解する人間が価値が上がる」で指摘したのと同じ問題意識だな。
AIの意思決定の可視化が今後の課題ということか。