AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

tom's eye 131. AIと人間の関係

多くの人が勘違いしているのは、AIがあたかも人間のように意志を持つ
のではないかということだ。
 
例えば、生きたいという意志や苦痛から免れたいという意志だ。
 
だが、AI自体がそう考えるのではなく、あくまで人間の誰かがプログラミング
した結果あたかも意志があるように動くだけだ。
 
逆説的に考えると、人間は誰かにプログラミングされない
 
あくまで自分の意志で動くことができる。
 
この観点から、人間とAIの関係を考えると、
あくまで人間の意志の元にAIを動かすというのが基本になる。
 
今は、企業がさかんに取り入れている最中だ。
 
いずれ、個人単位でAIをどう動かすかという、そんな社会がやってくる。
 
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tom's eye 130. 拙著「スマホメモ~仕事と人生の質を上げるすごいメモ術」について

12月1日に、拙著「スマホメモ~仕事と人生の質を上げるすごいメモ術」(CCCメディアハウス刊)が発売される。

発売を記念してそこで言いたかったことを、このブログで掻い摘んでばらしてしまおう。(笑)

 

前書きは

人を魅了してやまないスマホの魅力とは何だろう。

1つは、「世界のファインダー」機能。

もう1つは、「世界とつながる」機能。

しかし私は、もう1つ大きな機能と役割があると考えてみた。

それは、人間の知識創造のベース、「自分の思考基地」としての機能だ。

そして、その重要な役割を果たすのが、「スマホメモ」だ。

私は「スマホメモ」を約5年前から始め、コツコツ溜め込んできたのだが、

その結果、自分にいいことが次々と起こり始めている。

 

ここから要旨
その効果は一言で言うと「頭が冴える」こと。
人の頭はフラッシュメモリ着想はその都度浮かんでは消え、浮かんでは消える。
それをしっかりメモしておくことで、大事な時に瞬時に引き出すことができる。
なぜならスマホは片時も話せない存在だからだ。
 
しかし、それだけではない。数々の自分の思考メモを溜め込んでいくことで
メモ同士が共鳴し始めるのだ。それが新たな知恵につながっていく。
そんな効用を再認識した。
 
さらに、それ相応の思考メモが蓄積されれば、大げさに言えばビッグデータとしての処理が可能になってくる。
つまり、AIと連携して今までの自分だけでは気づかなかった新たな知恵が生まれてくる可能性がある。
 
そんなスマホメモをあなたも始めませんか
 
という本です。

 

スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術

スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術

 

 

 

tom's eye 129. AIロボットと人、共創の未来 ​

突然だが、将来自分の仕事で、AIロボットを使ってどう仕事を進めていくか妄想してみた。

「へい、トム!今度のお題はA社におけるB商品の販促だ。これに関して役立つものをググっておいてくれる?」

「はい、わかりました。これですね。」

これが第1段階。

 

「おおっ、ありがとう。じゃあ、A社の現状資料を読み込んで、課題の抽出や解決のヒントになりそうなものをセレクトしておいてくれ。」

「はい、10分お待ちください。」

これが第2段階。

 

そして最後に抽出された資料を自分が読み込み、課題と解決策とその根拠の仮説をつくり、

「へい、トム!僕はこう思うんだが、君はどう思う?」

「確かにそういう見方もできますが、資料のここに着目すれば、こういう違う解決法もあるのではないでしょうか?」

「なるほど!ふうむ。」

これが3段階。

 

なぜこんなことを妄想したのかと言うと、将来自分の仕事でこうなったらいいなと心底思っているからだ。

知識創造産業はこのように変わっていくのではないだろうか。

しかも、昨今のAIの進化を見ていると、AIロボットと人の共創の未来はすぐそこに来ている。

 

詳しくは、拙著「スマホメモ~仕事と人生の質をあげるすごいメモ術」(CCCメディアハウス)にも掲載してます。

 

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tom's eye 128. メモの取り方でいまだ悩むこと

ビジネス上で、相手の話を聞く時、目を見ながら頭でわかろうとするべきか
いやメモを取るべきかでいつも悩む。
 
頭でわかろうとすると、どう切り返そうかと身構えながら聞き取れるが、
相手の話が長くなると最初の部分は大抵忘れてしまう
 
かたやメモを取ると、その行為自体に頭の大半が使われてしまうので、
どう切り返そうかという頭の働きが鈍くなってしまうのだ。
 
心当たりがある人も多いのでは?
 
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Tom's eye 127. Schooに出演して思ったこと

先日、「Schoo」(https://schoo.jp/)という学べる生放送コミュニケーション番組に
出演させていただいた。
 
テーマは、「プレゼンは中身が9割」
内容は拙著「博報堂で学んだ負けないプレゼン」を実践形式で講義したもの
(ちなみに、第2回は12月6日(木)20:00~よりライブでやります)
 
で、実際に講義側として出演して感じたことは、講義が終わると、「お疲れ様でした」と
次のモードに切り替えるスタッフ側の切り替えの早さ。
ここはこうした方がよかったですねの反省会モードはほとんどなく、「はい、次」と進んで
行ってしまうネット社会の実相だ。
 
もちろん、システムとして、講義後数日して、授業中の発言コメントや受講後の評価などが送られてくるので、PDCAはきちんとできるようになっているのだが、筆者が気にしたのはその余韻のなさだ。
 
スタッフが悪いと言っているのではなく、こういった知識産業も、そういうシステムで次々と切り売りされていく社会の実態に感慨深かった。
 
今までネットコンテンツを見る側として、次から次へと情報を処理していく、言わば
ザッピング脳」を身をもって感じてきたが、与える側、つまりコンテンツを作る側としても
改めて実感した次第だ。
つまり、与える側も次から次へ情報としての刺激を与えていかないと、コンテンツは
あっという間に、泡のように雲散霧消する。
 
人間の頭の中は絶えず忙しく回転せざるを得ない世の中になってきている。

 

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tom's eye 126. AIにまだできないこと 

将棋のAIは昨年佐藤天彦名人を破ったが、
それから1年以上経った今、
棋力はプロ棋士のはるか先を行っているという。
 
ディープラーニング恐るべしだ。
 
ある領域で突き詰めていけば、AIは必ず人間に勝つ。
 
残された人間独自の知恵の発揮の仕方は、
領域横断型の知恵の創造
 
つまり、
異質なものと異質なものを組み合わせて、新しい価値をつくること
 

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tom's eye 125. 気づかれない幸せ

tom's eye 123. 「個人の可視化の時代」で、気づかない幸せについて述べたが、逆に言えば、
気づかれない幸せというのもあるな。
 
というのも、ブラタモリ 10月13日の湘南特集を見ていたら、大磯の大隈重信の別荘を見て
ぶったまげた。
敷地8000坪で、入り口から玄関は見えず、玄関の車寄せがでかいこと。
大隈重信さんは宴会好きで、東京の宴会から流れてここで盛大な二次会を
やったんだということだ。
 
今の安倍首相だったら決してできないだろうな。
 
昔の偉い人には、気がつかれない幸せがあったね。
 
 
             <大磯の大隈重信の別邸>
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