AI時代の泳ぎ方

AI時代のリスキリング論

tom's eye 124. 定年後の起業

定年後の起業で筆者の反省を述べたい。
せっかく定年になったので、こっちがやりたいことをやれるという思い込み。
ある意味独りよがりがある。
 
ビジネスというものはそういうものじゃない。
特に下請けというのは依頼主があってこその仕事であり、
その依頼主というのは気まぐれなのだ。
 
何か切羽詰まったことがない限り、よっぽどじゃないと特に新規には発注しない
「この仕事はこの人、この会社じゃないとやっぱりだめだ」と思わないと発注しない。
 
全く知名度や信用がない人が
「こっちがやりたいことはこれです。」
などと言ってる場合じゃないのだ。
 

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tom's eye 123. 個人の可視化の時代

昔は「気がつかない幸せ」が多かったのではないか。
気がつかないと、妙な意識をして気を使う必要がない。
 
知らなかったことを知ってしまうとその分そこに意識が向かう。
それに対して、ああだこうだという感情が芽生える。
 
例えば隣人の年収が分かると自分と比較して劣等感を持ったり優越感を持ったりする。
世界や世界の個人が可視化されてくると
世界レベルで比較合戦が始まってより面倒くさくなる
 
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tom's eye 122. プレゼンは中身が9割

拙著「博報堂で学んだ負けないプレゼン」(ダイヤモンド社)が2018年7月16日に発売された。

これは文字通り、プレゼンの本である。

実は、書店に出回っている同種の本がどんなものかほとんど見ていなかった。

書いてから、世の中にプレゼン本がどれくらいあって、どんなことが書いてあるのか調べてみたら、本の内容が、プレゼンの演出や伝え方、企画書の書き方テクニックものが圧倒的に多い。

それらと比べると、自分の本が同じプレゼンでも違ったテーマにおいているのがわかった。

それは、プレゼンの中身のつくり方を語っていることだ。

企画書の中身のつくり方と言い換えてもいい。

 

ベストセラーの「伝え方が9割」ではないが、筆者は、あくまで「プレゼンは中身が9割」と考えており、それ以外のこと、いわゆる「ガワ」はその次の問題と考えている。

 

 

なぜ、そこにこだわるのかと言うと、筆者の経験というしかない

35年この業界でやってきて、伝わるプレゼンは、中身が全てと感じるからだ。

もう少し正確に言えば、中身がないプレゼンは、いくら演出やテクニックを施しても意味がないと思っている。

読者のあなたはどうお考えだろうか。

 

tom's eye 121. 第4次産業革命のキモとは?

第4次産業革命のキモはキャッシュレスとな(8月2日 日経)
 
でも、本当のキモはデータだよね。データが産業のコメになることだと思う。
 
それに付随してお金の動きも全部データで把握できる
だからこそキャッシュレスになる。
 
なぜかと言うと、現金という実物を流通させるだけで
物凄いコストがかかるからだ
 
キャッシュレスで管理できれば、
銀行に行っての出入金はいらないわ、
スーパーでのレジはいらないわ、
会社の経理業務は一人でできるわ、
それこそ物凄い省力化が可能になる。
 
その意味で言うと、第4次産業革命の行き着く先がキャッシュレスということだろう。
 

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tom's eye 120. 副業する時間なんてあるのか

副業の時代到来と言っても一つ忘れてることがないか。
1日は24時間しかないし、そのうち7時間は寝ないと人間まともな生活はできない。
今まで正業に何時間かけていたのか知らないが、さらに副業に手を染めて
それで普通の生活のやりくりができるのかな。
 
 

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tom's eye 119. 舞台慣れって大事

舞台慣れが有利ということは、全ライフステージに当てはまるな。
人はある職種やカテゴリーで舞台慣れをするべく生きているようなものだ。
学生さんが就活の時、異口同音にリクルートスーツを着ていくのは舞台慣れしていないからだ。
舞台慣れしていない人間はどうしたって目立ちたいとは思わない。
自分の底の浅さを見抜かれたらどうしよう、恥ずかしいとアイデンティティ クライシスを怖れるからだ。
 
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tom's eye 118. 将棋界とAIをウオッチせよ

​今の将棋界の潮流を追うことは、近未来の人間とAIとの付き合い方を見通す参考になる。

昨今の棋士は、棋士同志の研究会より、自宅でAIソフトと向き合って棋力を磨くのが主流だと言う。

少しでも強い相手と組んで研究するのが常識とされてきたが、様変りだ。

AIを活用すれば、例えば、自分の問題意識にある局面を取り出して、AIの意見を瞬時に聞くことができる。

具体的には、その時の評価値で局面がどちらにどれだけ優勢かが判断できるわけだが、実は、何故その値なのかまではAIは語ってくれない。

なので、その前後を動かしながら評価値の推移を見て、何故かを棋士が類推するわけだが、それでも今までにない情報を得られるわけで、棋士の能力増強に確実に役立つわけだ。

AIを相棒にして自らの能力を拡張する

将棋界に限らず、これが、高度な知的スキルを磨くこれからの人間のやり方なのではないか。

 

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