「他人からのアドバイスが素直に聞けない。」
人は誰しもそんなところがあると思います。
上司や部下の進言が正しい気がするんだけど、なんか聞けないなぁ、というようなわだかまり。
中国人の場合、諸事情あるのか、とにかく日本人からのアドバイスをなかなか素直に聞く事ができません。
いくら練り上げられたマーケティング手法やノウハウを提供しても「なるほど」とその時はうなずくものの、サラリと聞き流し。
場合によっては「日本では通用するかも知れないけど、ここは中国ですから、…」と話が終わる前に撥ねられるケースもしばしば。
その一方で「青い目崇拝」とでも言いましょうか、
欧米人の口から全く同じ事を言ってもらうと、「うんうん!」「なるほど!」と大きく頷きながらとても真剣に聞き入れ、
その後何年も「○○さんの教えによると・・・」など言いながら、部下の啓蒙まで進んで行います。
「同じ事を言ってるのに、この違いはなんだ?」と思ってしまいますが、これは逆手に取ると、非常に有効な手段にもなるのです。
例えば、譲れないVISIONの説得や、現地社員に絶対伝えたいノウハウがある場合は、会社にいる米国人、欧州人の口を借りて、彼らに伝えてもらうと効果てきめん!です。