「集積」という概念がいかにマーケティングに必要か改めて考えてみたい。
①認知行為
人が多く集まることで情報を知らせるのは明らかに効果的
②情報交換行為(会話行為)
色々な人々の色々な会話によって、新しい動機が生まれていく
③物々交換行為
市場(いちば)に象徴されるように、モノの売り買いの効率が増す
これらの3要素が相まって、まずは生産性が格段に上がる。
また、働かなくてもいい人が出るなどアロウアンスが生まれる。
これは、資本主義の原理そのものだ。
小より大の資本の集積つくることによって、より大きなリターンを得ることができるというものだ。
だから、世界の都市化は進む。
人口という名の「人の集積」によって、そこに住む人々はより大きな便益を得ることができるからだ。
一方、人の集まりには秩序がいるので、上下関係、優先順位など人々の格差が広がる。
つまり、集積とは、人間が生きていく上で絶対必要な方針だが
それに伴って、人々の間に様々な格差が生まれる。
「集積=いいこと」という概念は、
人間はそもそも集団で生活を営むという習性そのものから来ているとも言えそうだ。
格差はやむを得ないと言う事か。