それは、分類の技術だろう。
例えばあなたも、手書きのアンケート結果など半端ない量のデータを前にして
途方にくれた事はないだろうか。
この量が何億、何兆と際限なく増えていった時、
最後に頼りになるのは分類技術だ。
しかし分類とは何だろう。
それは、何らかの基準を元に複数のデータを束ねること。
そのためには束ねる根拠を見出さなければならない。
だから、分類とは何らかの根っこを見つける作業とも言える。
これこそ人類が太古の昔から脳を発達させて獲得してきた能力であり、
さらに進化させなければならない領域だ。
根っこを見つける作業とは、よくよく考えると、
先人たちが発見した自然の法則や
刻々と進化する人間や社会の法則に紐づける行為ではないだろうか。
つまり、数学やアルゴリズムなどの原則論や
人間の生理や価値観の解明に関わってくる。
だから簡単ではない。
それを鍛えることが問われる時代なのだ。