tom's eye

新しいマーケティングの視点で世の中を見る

tom's eye 74. AIと人間の決定的な違い

「​AIと人間の違いは、情動があるかないか

情動とは生き残りたい存在したいという欲求

情動は、アルゴリズムに落とし込めないもので、脳をコンピュータに接続しても、置きかわりにくい。

その力がより重要になるこれからは、むしろ意識して鍛えなければならない。」

 

以上が、有名なロボット学者である大阪大学大学院教授 石黒 浩さんが ハーバードビジネスレビュー2017年5月号『知性を問う AI時代の価値とは何か』で述べていたこと。

 

このあたりは、この tom’s eyeの49~51「生き抜く力とは」 で述べていたことと符合する。

筆者のこのブログの一つのテーマでもあったので、思わず手を打った。

 

石黒氏が、もう一つ述べていたので面白かったのが、

 

「将来、ほとんどの人間が仕事から解放されるだろう

人生を学習と仕事の二つに分けるとすれば、今後,、

学習の比率が八割、仕事が二割と大きく逆転するのではないか。

究極的に肉体を提供する仕事が一切なくなれば、全ての人間が学習だけに専念し、哲学者に変わる。」

 

なるほど。

生涯学習時代の到来』か。

 

筆者もそんな感じがしている。

 

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​tom's eye 73. 流通 次のコンセプト④ 買い方が変わる「3つのレス」

今後10年でもっとも変わること

筆者は、生活者のニーズから考えて、今後、流通では、「3つのレス」が起こると考えている。

 

キャッシュレス

・アップルペイやアリペイ(中国のアリババ)のように、スマホに決済機能を付加して、生活者の口座とリアル店舗のレジが結ばれ、いちいち財布からお金の出し入れをする必要がなくなるサービスが普及。

筆者は既にアップルペイを活用しているが、お金の出し入れがないことが、すこぶる便利。

今はコンビニや一部のスーパー、ドラッグストアのみだが、いずれチェーン店全体に波及していくだろう。

 

プレイスレス

・この意味合いは、場所を問わず、購入を決めたらそこで決済を完結してしまうという買い物行為のこと。

元々ネット通販は、リアル店舗に行かなくても、自宅やオフィスのパソコンを通じて完結してしまうことがウリだったが、

これが、スマホの普及で、これからは場所を問わず、購入→決済という行為が常態化するだろう。

 

ラゲージレス(望めば宅配)

・これはまだ一部のスーパーやコンビニに留まっているが、

高齢化社会が本格化する中で、買ったモノで、

少しでもかさばるもの、重いものは持って帰りたくない」というニーズは、筆者の会社の調査でも、相当高いことがわかった。

宅配物流機能が日々進化していく中で、このサービスも拡大するだろう。

 

  

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tom's eye 71. マーケティングにおける「集積」​のメリットについて考える①

集積」という概念がいかにマーケティングに必要か改めて考えてみたい。

 

認知行為

人が多く集まることで情報を知らせるのは明らかに効果的

 

情報交換行為(会話行為)

色々な人々の色々な会話によって、新しい動機が生まれていく

 

物々交換行為

市場(いちば)に象徴されるように、モノの売り買いの効率が増す

 

これらの3要素が相まって、まずは生産性が格段に上がる

また、働かなくてもいい人が出るなどアロウアンスが生まれる

 

これは、資本主義の原理そのものだ。

小より大の資本の集積つくることによって、より大きなリターンを得ることができるというものだ。

 

だから、世界の都市化は進む

人口という名の「人の集積」によって、そこに住む人々はより大きな便益を得ることができるからだ。

 

一方、人の集まりには秩序がいるので、上下関係、優先順位など人々の格差が広がる

 

つまり、集積とは、人間が生きていく上で絶対必要な方針だが

それに伴って、人々の間に様々な格差が生まれる。

 

「集積=いいこと」という概念は、

人間はそもそも集団で生活を営むという習性そのものから来ているとも言えそうだ。

格差はやむを得ないと言う事か。

 

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tom's eye 72. マーケティングにおける​集積のメリットについて考える②

前回、マーケティングに「集積」は欠かせない方針と述べたが、

 

ITの進化で「集積」がネット(サイバー空間)で行われるようになってきているのが、ここ21世紀に入ってからの変化だ。

 

インターネットというプラットフォーム上で

「集積」に、世界の人々が参画し始めた。

また、売り買いするモノやサービスも格段に増えている。

それだけではない。コンテンツ数のかつてない膨張。

 

この世界で、生き残るには、今までにないリテラシーが必要になってくる。

 

サイバー空間の一番の特徴は、

リアルの世界で感受できていたボディランゲージや会話の口調なども含めた人間の体全体で感じられたものが、ある種限定的になることだ。

 

例えば、伝える手段がどうしてもテキスト(文字)に依存するので、テキスト主導による伝え方技法を習得しなければならない。

 

また、顔を見ずにコミュニケーションする技術などもこれまでとは違うリテラシーが必要になる。(その分周囲への配慮はあまりいらないが)

 

これらは、今までリアルの世界ではなかったストレスを生む。

 

情報洪水=無限の情報をどううまくやり過ごしていくか

情報自立=自我の維持や自分に有用な情報をいかに選択していくか

個人情報管理=人類総監視社会をどう泳いでいくか

肉体不活用=脳の肥大化と肉体的な衰えをどう管理するか

 

但し、いくらITが進んでも、絶対に変えられないリアルの価値は対面サービス

これは残る。

残るどころか、高付加価値化するだろう。

一方で、この領域は、IT駆使のような劇的コストダウンは望めない。

 

リアルとサイバーをどう組み合わせるか

が21世紀のマーケティング課題だ。

 

  

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tom's eye 70. ​人が血液型の話をしたがるのは何故か?

大昔から、人には性格というものがあると皆感じていた。

 

ギリシア時代、ヒポクラテスは4大気質説を唱えていて、

    多血質: 快活、明朗、気が変わりやすい、世話好き

    胆汁質: せっかち、短気、意志が強い

    躁鬱質: 用心深い、苦労性、悲観的

    粘着質: 冷静沈着、冷淡、粘り強い

の4つがあるとした。

 

その原因が4つの体液から来るとしていたのは、さすがに現代医学の観点からは通用しないが、

 

人は4つの性格に類型化されるんだ。」という観点が僕には面白い。

 

「自分は何か人と違うと感じる。一体どういう性格なんだろう。」

「こいつ何か俺と違う。一体どういう性格なんだろう。」

 

人間は人付き合いが基本だからこそ、それに常に悩んだり、ストレスを抱えたりしている。

それを何とかタイプ分けして合理化し、脳に刻み付けたい。そうすれば人付き合いに悩まなくて済むという動機から来ているのだろう。

 

血液型(による人の類型化)というのは、そこに源流がある。

 

 

血液型が性格を規定しているとは全く思わないが、

人間の人の性格への興味やそれを何とか分類したいという意欲は永遠で、

それが血液型という意味のない符号につながっているということなのだろう。

 

それにしても、何故4つなのか。

     

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tom's eye 69. ​AIとどう付き合うか 飲食業の場合

野村総研の調査で、401の職業について調査した所、49%がAIかロボットで代替可能になるという。(2017年2月14日日経新聞

 

飲食業はどうか。

 

飲食業は、家業や中小企業が中心。2人が基本パターンだ。

 

AIロボが活躍するようになった時、人間とペアを組むはずだが、どっちが厨房に入り、どっちが接客するのだろうか。

 

     

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tom's eye 68. 血液型とAI(AIに人間の感情はわかるか)

血液型の話題というのは、老若男女を問わす、昔から出現するものだ。

これを人工知能に学ばせたらどうだろう。

一方的に知識を披露するものではなく、「あるある」的な会話が展開されるように学ばせる。

そこに潜むインサイトとは?

 

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